狭山ひびき 原作、硝音あや キャラクター原案、南乃映月 著『王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います』コミック版の第5巻を紹介/レビューします。
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通常版
特装版(狭山ひびき先生書き下ろしSS付き版)
前巻の感想
紹介/感想
帯情報によると、なんとノベル版も合わせたシリーズ累計が160万部を突破したという、天才令嬢の主人公と、そんな彼女にぞっこんの王子様が描かれる大人気ラブコメ。通称バカふり。最新第5巻が、9/13本日発売でしたので、早速読みました!
前巻で、ノベル1巻にあたる部分が完結し、新たな物語へと突入。主人公オリヴィアの元婚約者・アラン王子の新たな婚約者候補として登場した、隣国の王女・フロレンシアも登場し、新たな波乱を思わせたところの続きから第5巻がスタートです。
第一章では、悪役ポジションに近かったアラン王子も、この章ではすっかり被害者というか、振り回されポジションです。今回、オリヴィアとサイラスの甘々ラブラブ空間の一番の被害者だった気がしますね。なんだかすっかり愛らしいキャラクターになってしまいました(笑)
そんな彼の婚約話を、王の依頼でなんとか阻止せんとするオリヴィアとサイラス。才女であるという設定を如何なく発揮して、しっかり政治手腕を見せつけるオリヴィアと、そんな彼女がこと恋愛となるとサイラスにやられっぱなしになって表情がほころぶギャップが、相変わらずあまりに愛らしいです。
第5巻終盤は、舞台が遺跡発掘現場に移ります。知的好奇心が暴発気味のオリヴィアににやつきつつも、フロレンシアとその護衛騎士・レギオンとの関係性がどんどん気になってくる展開。
果たして彼らが心に秘めているものはなんなのか……と気になったところで、最後にはなんとあのキャラが!
そんなところで、個人的な推しの再登場でテンションが上がったところで次巻に続くのでした。
各話のみどころ
ネタバレ注意です!
第21話
- へたっ…とへたりこむアラン。ほんとに疲れてるんだなぁw 有能メガネのリッツバーグさんも久々じゃないですか? そうでもない?
- あんなことがあった後だけれど、アランが心からオリヴィアを心配するセリフが聞けて、雪解けしたなぁと改めて実感
- 難しい話のあとは、サイラスゲージをぐぐ~っと貯めてキラキラツヤツヤになるオリヴィア。可愛いが過ぎるw
第22話
- その人となりが全然わからなかったフロレンシアが、なんだかすっかり可愛らしいお嬢さんって感じに見えちゃうお話。僕もそのおばさま達との席には居たくないよ。
- 一輪の薔薇を手に、乙女の美しさを振りまいたかと思ったら、遺跡の話を聞いた途端見たことない顔をしながら背景にポワワとお花を開かせるオリヴィア。サイラスの多難が見えますね。
第23話
- オリヴィアとサイラスの甘々空間からぴょんぴょん飛び出る謎の物体を死んだ目をしながら頬で受け止めるアラン。今巻一番の見どころ。多分。
- 最近出番が少ない気がするけれど、みんな大好きテイラーがしっかり爪痕を残していく。そのタオルの巻き方、なに?w(ちなみに今回のカバー裏、最高でした)
第24話
- 久々?登場、メガネモードサイラス。多分、ずっとメガネかけとけばいいのにって思ってる過激派が一定数いると思う。
- オリヴィアの人間的魅力が爆発な語り。良い子過ぎる。サイラスはこういうところに惚れてるんだろうなぁって思わされちゃう。
第25話
- 開幕からサイラス様が全力ぐいぐいモード。やり過ぎですよ!
- 新キャラおじさんワイバルさん。考古学でオリヴィアと通じ合ってるシーン、いろんなものが飛び出ててとても可愛い。この漫画に出てくるおじさん、可愛い人が多いよね。
- 推しの再登場に最後のページで全部持ってかれた。悪い役なのかな~良い役だといいな~~。
まとめ
遺跡を舞台に、ここからまたなにか事件が起こりそうというところで、幕を下ろした5巻でした。
シリーズ好調みたいですし、まだまだ続きが読めるかと思うと楽しみでなりませんね!
ちなみに、ノベル版第4巻も今月発売。ノベル派は要チェックですよ!