ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

NOBEL先生の『猫の手だって役に立つ』が完結目前だよ

過去作、『妄想テレパシー』で、ポップでキュートなタッチながら、繊細なテレパシー・ラブコメを描ききったNOBEL先生の最新作。ツイ4で連載中の『猫の手だって役に立つ』が間もなく完結。

そんなわけで、皆で一緒にフィナーレを迎えよう!という趣旨の勝手な宣伝記事を書こうと思います。

(連載ページ)

sai-zen-sen.jp

↑全話無料だよ! つべこべ言わずに読んで!

可愛いがいっぱいだよ

『妄想テレパシー』では、地味で引っ込み思案なメガネ少女が主人公兼ヒロインでしたが、今作は一転して、天真爛漫で表情がコロコロ変わる女の子がヒロイン。

主人公は、陰気な雰囲気で近寄りがたいインテリメガネ男子……と思いきや、猫ちゃんへの愛情が溢れ出て止まらない猫男子。

本作は、そんな彼が愛する猫ちゃん、みーちゃんが、実はクラスメイトの女子だったという展開から繰り広げられる、大・化け猫・ラブコメディ。

NOBEL先生のポップな絵柄が、男の子も女の子も、もちろん猫ちゃんも、どれも可愛く描かれていて最高なんです。


よくある「あーもうこいつら早くくっついちゃえよ」系の作品ではあるのですが、物語は「人間として愛されたいみーちゃん」と「人間より猫が好きな高瀬くん」のすれ違いで牽引していきます。

重い展開ももちろんあるのですが、1ページ連載のおかげもあってか、全体的にカラリとした雰囲気で、あっさり読めちゃうのが個人的にはありがたく、最新話がアップされるたびに度々読みなおしてしまうような作品でした。

終盤は、「猫(人)になれる」という体質のことや、主人公二人の過去についてもしっかり解決するところまで描かれていて、今日(11/20)現在、今まさに大団円にいたろうかという瞬間がやってきています。


そんなわけで、本作、11/24にはとうとう完結を迎えてしまいます。

個人的には、みーちゃんの友達二人のエピソードや、猫カフェメンバーの掘り下げをもっと見たかったところではあるものの、ツイ4という媒体ではこれくらいがちょうどいい気も。

なんにせよ、読んで損なし。満足すること間違いなし! な一作ですので、ぜひ皆さんに読んでみてほしいささざめなのでした。

↑個人的に好きな、この漫画でしか味わえない修羅場の回。