
1978年公開、ジョン・デ・ベロ監督作『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を紹介/レビュー。
紹介/感想
Amazon Prime Videoには度々お世話になっていますが、ここ最近ずっとオススメに上がってきていた有名作がありました。それが、アタック・オブ・ザ・キラートマト。
B級、C級、あるいはそれらを飛び越えてZ級、なんて表現をされることもあるナンセンス系のホラー・コメディ。最近でいうところの荒唐無稽なサメ映画とか、「必殺!恐竜神父」とかのジャンルの走りというようなイメージがありますが、実際のところのルーツなのかどうかは知りません。
さて、そんな存在だけは知っていた本作ですが、プライムビデオの対象から21日いっぱいで外れるらしいので、ここらで見とくかと、一念発起したわけです。
冒頭から、わざとらしい悲鳴に大げさな劇伴、響き渡る「あたぁ~~っくおぶざとめぇ~いとぉ~」という素敵な歌声。最高ですね。こういうのが見たかったんだ。
冒頭からおバカな感じはずっと続きますが、昨今の「デストイレ」みたいな、超低予算ク◯映画と違って、真面目にしっかりおバカをやってる感じで好感が持てます。
会議室のシーンで、「チェンソーマンで見たやつだ!」となり、なるほど本作は結構映画史でも重大な作品なのだなというのを感じ取り、本腰入れて視聴を開始。
ストーリーはやけにしっかり組み立てられていくんですが、肝心のトマトの襲撃がいかんせん怖くない。そこがいいんだと思うんですが、やはり絵面が笑えちゃう。画像検索でも上位に出てくる、スーパーで倒れる二人の上にトマトが群がってる一瞬のシーンが脳裏に焼き付きます。
無意味な黒人の笑顔のカット。おじさんの突然のミュージカル。ジャイアントトマトに聴診器を当てる医者。あきらかにタイヤがついてそうなトマト。もうどれをとっても良いです。やっぱ、バカをやるってこういうことだと思うんですよ。
半分もすぎるとお腹いっぱいに
無駄にストーリーに工夫を凝らしているためか、映画も中盤を越えてくると、だんだん辛さが出てきます。頭空っぽにして楽しむおバカ映画のハズなのに、微妙に疲れるって感じが。
ナンセンスものは過剰摂取すると疲労がたまるんですよねぇ。つながりもへったくれもないシーンの連続なので、もうちょっとキャラクターの視点を絞って牽引してくれたら良かったのかな。
そんな感じで、批判する声が結構多いのも納得ではあるんですが、個人的にはやっぱり嫌いになれない。
終盤のシーンも、色々それでいいのか!って感じなんですが、お前らがそれでいいならもういいよそれで、と投げやりになりながら笑えちゃうのでした。やっぱり意味は不明ですけどね(笑)
まとめ
なんでトマトなのか。トマトである必要はどこにあったのか。それは全くわかりませんが、とりあえず意外といいもんみたな、というのが正直な感想でした。でもまあ、決して「面白い作品」じゃないですね! でもでも、こういう作品が必要な夜もあったりするわけです。
ちなみに、あとで調べたら、序盤5分頃にあるヘリコプター事故のシーンが、マジの事故らしくて、もういちど見返して爆笑しました。そりゃ呆然としちゃうよ。