ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

The Millennium Eve 2025 in 東京ドーム(2/22)に参戦して、GLAYとLUNA SEAの伝説の一夜の証人になった

最高でした。

はじめに

こんにちは。この3連休を使って、GLAYファンのパートナーと一緒に東京に遠征していたささざめです。

今回の目的は表題の通り、LUNA SEA ✕ GLAYの対バンライブであるThe Millennium Eve(以下、ミレイブ)への参戦。前日の夜から東京入りして、たっぷり堪能して帰ってきたというわけです。

私がGLAYとLUNA SEAを好きになったのは7~8年くらい前からで、GLAYの方は過去5回くらい参戦経験あり。一方LUNA SEAは今回初という感じでした。ぶっちゃけニワカファンなので、ちょっと引け目を感じるところもありますが、こんな機会はもう今後ないかもしれないという思いから訪ねることを決意したのでした。

初めての東京ドーム

今までの人生で最もデカかった会場は、福岡マリンメッセくらいな私にとって、東京ドームという国内最大規模の会場は完全未体験の場所。会場周辺に抑えたホテルから東京ドームに突入すると、恐るべき人・人・人の量に唖然。

ドームシティ北東側の入口から入ったところはまだそれほどだったが……

正面側?の人の多さに圧倒された

恐怖のグッズ列

噂によると朝8時から並んでいた人がいたらしい

人の多さに驚きつつも、事前にチケットアプリで案内されていたゲートへ。どうやら席種によって、入るゲートも異なる模様。カバンの中身を見られるセキュリティチェックも行われる厳重さでした(まあ、ちらっと見られただけでしたけど)。

今回の席はアリーナ。グレードアップもして、計2万円超えのチケットです。というわけで、通常の野球観戦では上から入れるのでしょうが、今回は階段を降りていく必要が。

余談ですが、ここは正直かなり悩みどころがあって、というのも一緒に行ったパートナーは歩くのが苦手で、特に階段の上り下りはかなり辛く、行きはまだ良くとも帰りはかなり心配な状態でした。(結果的には、帰りの退場はそもそもみんなゆっくり歩かざるを得なかったので、なんとかなった、という感じでしたが)

あとから調べると、そういう事情の有る人は事前に連絡しておけば特殊な出入り口から入場させてくれたりする配慮はあるかもしれないようでした。まあ同じアリーナ席を使えたのかどうかはわかりませんが。なんにせよこのバリアフリー化の世の中ですからね。もし次があれば活用したいですね。


さて、実際の席はというと、ブロック的にはアリーナ中央左よりというような位置で、ステージからはやや距離を感じる位置。メンバーの表情は見えないけれど、動きは確認できる、みたいな場所でした。

そんなことより、椅子が狭い! これはもうしょうがないんでしょうが、恐るべきミチミチ感。私は身体が大きいのでここが本当に辛かった。まあ自分が窮屈なのは別に気にならないんですけど、横に迷惑かけるのが本当にイヤでね。

まあそんな不満はありつつも、いざライブが始まれば関係なしというわけで、18時定刻どおりにライブはスタート。

先攻GLAYが1時間を走り抜けた

(セットリスト)
1.WET DREAM
2.MERMAID
3.サバイバル
4.口唇
5.pure soul
6.HOWEVER
7.月に祈る
8.THINK ABOUT MY DAUGHTER
9.whodunit ~ JESUS (LUNA SEA cover)
10.誘惑
11.さよならはやさしく
12.BEAUTIFUL DREAMER

OP映像で、事前に情報が漏れていたホテルグレイ殺人事件のアレが登場して会場が湧き上がってスタート。

一曲目からWET DREAMという謎の選曲で笑みがこぼれつつも、とにかくこの夜を全力で盛り上げるんだという気迫を感じる演奏の連続でぶち上がりました。およそ5万人の観客全員が全力で手を掲げた幕開けになったと思います。

特にサバイバルからの口唇の展開、最高のアレンジでした。


pure soul、HOWEVERと、しっとり聞かせる懐かし曲で、TERUの歌声の健在っぷりをアピール。というかこの日、テルさんめっちゃ調子良かったですよね。LUNA SEAファンに実力を見せつけるかのような歌声だったような気が。あと、大画面に映し出されるムラジュン(キーボード)氏を見て、親孝行だねぇとなぜだか親目線になったり。

その後は、直近のツアーでも聴いた記憶のある月に祈るが来て、なるほどLUNA SEAだしね、なんて思っているとHISASHIのMCが。

託児所の設置に感謝をするMCに、なんか変な触れ方するなぁと思っていたら、まさかのTHINK ABOUT MY DAUGHTER。最近のライブでもあまり聴くことのない曲で、個人的に大好きな曲だったのでとても嬉しかった! 開幕のGコード一発で何の曲かがわかる曲なんですよね(笑)

あとから聴いた噂だと、SUGIZOの娘が生まれたときに書いた曲だから、とかいう話があるらしいですね。いやでもやっぱり変な始まり方だったと思うけど(笑)


なぜそれをやるの!と、個人的にあまり気に入っていないwhodunitが挟まりつつも、曲中に挟まったJESUSカバーに納得させられる展開もヨシでした。でも、LUNA SEA側は1曲フルでやってくれたんだから、こっちもフルでやればよかったのに!という感情も。

おなじみの誘惑でしっかり温めたかと思ったら、最新バラードさよならはやさしくの流れ。このあたりは、今のGLAYをLUNA SEAファンにお届けしたかったという感じですかね。

モダンは来ないのかな、最後かな、なんて思っていたら、「まだまだ夢を見て」なんて話になりなるほどね、と。BEAUTIFUL DREAMERでフィニッシュ。銀テープが飛ぶか?と少し身構えたけどここでは飛ばずでしたね(笑)


総じて、GLAYらしいハッピーな雰囲気で、とにかくLUNA SEAのステージに向けて会場を盛り上げるんだという気概を感じるライブでした。

ただ、セットリスト的にはかなり物足りないというか、せっかくならもっと攻撃的なI am xxxとか、JUSTICE [from] GUILTYとか、せめて最新アルバムなら会心の一撃なりV.なりやってもよかったじゃん!という思いもあったり。V.とか、LUNA SEAのG.みたいでいいじゃんね。

まあしかし、あくまでGLAY側は、約30年を「みんなのGLAY」として生きてきた姿をここで表した結果なのかなと思いました。この先も一緒に歩いていこうよと、手を差し伸べるステージだったんじゃないでしょうか。

後攻LUNA SEAが会場を魅了した

(セットリスト)
1.STORM
2.Dejavu
3.DESIRE
4.SHINE
5.IN SILENCE
6.SEARCH FOR REASON
7.I for you
8.SOUL LOVE (GLAY cover)
9.BELIEVE
10.ROSIER

月光のSEが流れて、一斉に立ち上がる観客。味わったことのないような神妙で独特な空気感。そこに雷が落ちてきたかのような勢いで始まるSTORMで一発目から心を鷲掴みにされました。

出てくる言葉は素直に「LUNA SEAかっこよ!!」でした。隣の彼女と一緒にその凄さに感動しつつ、何度も聴いてきた大好きな曲の連続で興奮が納まるところを知りません。

もともと聴いていた話で、RYUICHIの闘病や、その後の喉の不調の話などを聴いていたので、どんなライブになるだろうかと不安もありました。そんな憂いを吹き飛ばすように圧倒的なパフォーマンスを繰り出す5人。もう最高という言葉のほかはありませんでした。確かに、つらそうなシーンも多くありましたが、それでも歌い上げる様がまたかっこよくて、涙がこみ上げてくるステージなのでした。


6曲目にはまさかのSEARCH FOR REASON。アルバムIMAGE(1992)の中でも、異彩を放つ曲で、正直かなり玄人向けな雰囲気の曲で(RYUICHIのMCによれば"深い"曲らしい)、個人的にも正直全然聴き込んでない曲でした。

ただコレ、ライブで聴くとめちゃくちゃかっこいい曲でした。LUNA SEAというバンドの、ロックバンドとしての実力をコレでもかと見せつけるような演奏で、特に真矢がもうかっこよくって。たまりませんでした。(まあでも、一緒に歌えるような曲にしてくれてもいいのに、ともおもいましたけどね笑)

続くI for youは、タイアップ付きの大ヒット曲で、個人的にも大好きな曲の一つ。それを全力で歌い上げるRYUICHIの姿に心打たれ、涙が滲んでしまいました。本当にかっこよかった。


Buddyさんも楽しんでもらえるように~というようなMCに、Buddyさんっていうのなんか恥ずかしいからやめて!(というかマジでいつからBuddyが公式呼称になったのGLAYファン!)と思いつつ、GLAYカバーが来るぞと思ったらまさかのSOUL LOVE。

GLAY側でやらなかったので「彼女の“Modern...”」が来ないかな、なんて思っていたんですが、SOUL LOVEかい~~というツッコミを心のなかで思い浮かべつつ、しっかりカッコイイSOUL LOVE。もう、LUNA SEAの曲にしていいよ、というくらいの馴染みっぷりは流石でした。


最後はBELIEVE、ROSIERと、皆が聴きたかった曲でフィニッシュの流れ。もちろんかっこいい。

ROSIERは最初、音声トラブルでもあったのではという感じがありましたが、Jのブレーンバスターでもうそんな心配も吹き飛んで拳を全力で突き上げました。最高。

欲を言えば、やはり音響的に物足りなさが強いというか、もっともっと音の圧を感じたい!と感じさせられたラストでもあったのでした。

シャッフルバンド、感動のフィナーレ

アンコールは映像からスタート。まさかのシャッフルバンド結成。先に出てきたのはTERU/TAKURO/J/INORANにドラムスTOSHIを迎えた「テナシー」。

Jがにこやかに「カタカナなの?」なんて突っ込んでるのが可愛くて好きになっちゃいますよね。

演奏したのはTRUE BLUE。TERUが歌うと一気にTERUの曲になるよなぁ、とか、TAKUROのアレンジはそれ合ってるのか?という疑問が湧き上がったりとか色々あるものの、総じてやはりかっこいい。必死に演奏している感のあるTAKUROに、笑いながら絡むINORANがカッコよすぎるのでした。


続いて出てきたのはRYUICHI/真矢/SUGIZO/HISASHI/JIROのTHE★BAND。テナシーに負けず劣らずダサいバンド名はさておき、メンバーの組み合わせとしてはこちらもワクワクする組み合わせ。

なんだか借りてきた猫のようになっているHISASHI&JIROにニヤけつつ、演奏されたのはBELOVED。もっと別の曲でも~という気持ちが無くはないですが、SUGIZOのバイオリンイントロに魅了されて、まあこれもいいかな、という感じ。

さすがにキーが厳しいのではという心配の通り、やはりRYUICHIもかなり苦しそうな印象がありましたが、会場も一体となって歌い上げる景色は、この日一番の感動的な一曲となったのではないかと思います。


二組のドリームバンドの演奏も終わり(結局TAKUROはRYUICHIの後ろで弾けていないのでは?というツッコミも心に浮かびつつ)。とうとう最後に。

結局ここまで銀テープが飛んでいないことだし、最後はやはりというわけで「WISH」でフィニッシュ。

ドーム天井に高く舞い上がる銀テープに心奪われ、すっかり冒頭の演奏の記憶はないのですが、幸せな空気感に包まれて最高のエンディングになったのでした。

まとめ

GLAYとLUNA SEAという、時代を駆け抜けた勇士2組による対バンでしたが、最高の夜だったと断言できる一夜でした。これ、本当に行ってなかったら後悔する夜だったと思います。

初めてみたLUNA SEAのライブの感想としては、めちゃくちゃかっこいいのもあるし、何より、「エロい!」が出てきました。圧倒的な色気で、これは他には真似できないわ、と思わされました。もうメンバー全員がエロい。

ただ、欲を言えば、TONIGHTとか、END OF SORROWとか、MECHANICAL DANCEとか、G.とか、FEELとか……他にも聴きたい曲がいっぱいありました。

そんなわけなので、いつかまた生で聴けたらいいな!という夢を描いた夜だったのでした。

色々小話

以下、ライブの本筋とは関係ない色々を書き綴ります。

グッズ問題

今回、GLAY側とLUNA SEA側でそれぞれグッズ販売があり、LUNA SEA側で購入してました。

ただコレが、わりとギリギリまで発送されず、ライブ当日に間に合うのか!?とドキドキの日々を過ごしていました。

結局届いたのですが、中には間に合わなかった人もいたようで……こればかりは可哀想にと思ったのでした。

グレイ殺人事件の話

事前に聴いていたTERUさんからのこぼれ話で、GLAY殺人事件の撮影をLUNA SEAと一緒にした、なんてのがあったのですが、実際は特に流れたりはせず。一体アレはなんだったのかと疑問です笑

あくまで一緒に撮影をした(シャッフルバンドの件で)というだけで、殺人事件のくだりはGLAY側だけの話だったのか、ホントは撮影したけどお蔵入りになったのか。謎ですね~。

私と彼女の間でした勝手な考察では、「シャッフルバンドのことは言えないけど、一緒に撮影したことは喋りたいと思ったTERUが、頭の中でこねくり回した結果そうなった」という結論になっていたりします。

ライブマナー!

今回の席では、眼の前に座ってらっしゃったのが強火のLUNA SEA側のメンバーファンだったのですが、正直この方のマナーがかなり悪いような感じが……。

ライブ中は何度もそのメンバーの名前を呼び続ける。静かになるたびに叫ぶ。別にそれってライブの醍醐味だと思うんですけど、それにしたって叫びすぎなのでした。

その方はさらに、最後の銀テープが飛んだ瞬間、他の方の席を横切って通路に飛び出し、床に落ちた銀テープを大量に回収するという動きを見せていて、そりゃないよ……なんて思ってしまったのでした。通路側に面した席ならともかく、人の前突っ切ってそこまでするのはマナー違反でしょ、と思っちゃった私でした。

まあ、ライブの楽しみ方なんて人それぞれ自由であるべきで、口出しするのも変ですけどね。

INORAN、黒い

私のパートナーは色黒に厳しいのですが、この日のINORANもかなり黒かったらしく、私は最初気にならなかったのですが、彼女はずっと「黒くない?」と言っていました。そう?それよりカッコよすぎじゃない?なんて言っていたんですが……

……確かに黒い(笑)


また何か思い出したら書き足しておきます。