
かわち乃梵天丸 原作、荒井空真 著『クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱の商人に偽装中です。』を読んだので、感想・レビューを書きます。
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紹介・感想
モンスターコミックスさんの漫画、ここ最近Kindle Unlimited対象で全巻上がってきていることが多くて、今一気に読んでいっているところなささざめです。
今日読んだのは『クラスごと集団転移しましたが、一番強い俺は最弱の商人に偽装中です。』という漫画。まあよくあるクラス転移モノって感じね、と思っていたのですが、なかなか癖の強い漫画で、なんかぶっ壊れたジェットコースターみたいな感覚を味わいました(笑)
全10巻で完結しているのですが、物語的にしっかり結末まで描かれていて、絵柄こそ拙さは感じるのですが、「描ききった」感のある一作でした。
物語序盤については、至って普通のクラス転移ものという感じ。
すでにいくつもの異世界を救っていて、最強格の能力を持つ主人公が、今度はクラス転移に巻き込まれて、ひっそり無双をしていくみたいな展開。
ただ一つフックになっているのは、「最弱の商人に偽装」というのをしたせいで、能力が制限されているというところ。このおかげで、ある程度「無双しすぎない」という点での緊張感は生まれています。
一応物語的にも、この偽装の件はある程度最後まで意味が持たせられていて、よく練られているなぁと思った点でした。
まあ制限があるとはいえ、とりあえず最初のうちは最強としての描かれ方がしっかりあるので、この手の作品に飽きてきているような人は「またか」と思うかもしれません。ただ、この作品の本領発揮はその後から。
中盤にかけて、どんどん作品の方向性がおかしくなっていて、果たしてこれは本当に原作をなぞっているのか?と不安になってきます。最初こそよくある無双ものって感じだったのが、中盤はもう完全にギャグ+ちょいお色気漫画に。
そのぶっ壊れ具合は、今人気の「チー付与」にも通ずるものがあります。
でも、そんな中にも謎のキャラクターやら、凶悪な敵の存在がベースラインにありつつ、終盤は一気に壮大な展開で、最終バトルに突入していく。さっきまで「なんじゃこりゃ」と笑って読んでいたのに、最後の方は急にちょっと手に汗握る感じになって、感情の持っていきどころに悩まされたのでした。
とにかく個性的なキャラクターたちばかりで、なんなら主人公とその仇敵ポジションの男が一番地味なのがまた良いですね。この手の作品で、さっさと退場させられることも多い、かつての主人公の宿敵的な存在の彼も、最後まで活躍があるのがまた良い。
先述の通り、絵柄は特徴的で、苦手な人も多いかもしれないなぁという印象なんですが、なぜかやけに女の子の裸体がやらしくて、ドキッとするところも魅力です。いや、ちょっと集中できないから良くないかも(笑)
まとめ
読んでいると「なんなんこれ?」「どこに向かってるん??」となること必至だと思うのですが、とりあえず完結まで読み切ってみると、「なんか変な漫画だったけど、オモロかったな」となった作品でした。
褒めてますよ!
今ならUnlimited対象なので、ぜひ全巻読みきってみては。そして、中盤の迷走(?)っぷりや、謎のキャラクターたちの活躍に笑ってみてほしいと思っているささざめでした。

