グレープフルーツください
怪しくも荒々しいファズギターにぶつぶつ念仏のごとく唱えられる「グレープフルーツちょうだい」のセリフがたまらなく痺れるかっこよさだったゆらゆら帝国の曲。それが私とグレープフルーツとの出会い、かもしれません。
グレープフルーツって、とにかく酸っぱくってちょっと苦いフルーツのイメージで、あまりフルーツとして食べるものでもないのかなぁという印象があったのですが、最近グレープフルーツ果汁のボトルを買って以来、ちょっとグレープフルーツ愛が高まっていました。
グレープフルーツジュースにしたり、凍らせてセルフアイスボックスを作ってみたり、お水と合わせてお酒を割ってみたりというかんじで嗜んでいるわけです。
そんな折、いつものごとくスーパーに行き、今まであまり目を向けることのなかった青果コーナーを眺めていると、大きな果実が100円セール中。ちかづくとそこには大きな大きなグレープフルーツがあったのでした。
意を決して購入にいたり、家路を急ぎました。こんばんは。ささざめです。
グレープフルーツ、切って食べるか、すくって食べるか
横から見るか、下から見るか、みたいな感じで言ってみましたが、みなさんはどちらをイメージしますか。
私は、グレープフルーツといえばスプーンで食べているイメージ。なんか昔、流行ってませんでした? 砂糖ぶっかけてスプーンですくって食べる、みたいなの。
で、私もそのスタイルにしようか、ともおもったのですが、先日キウイを食べた時に、上手にすくえなかったのを思い出し、今回はカットする方向にしてみようかしらと決意。
適当に検索して出てきた、料理人のおじさんが解説してくれる簡単な切り方、みたいな動画を見よう見まねで切ってみることに。
まずは上下を軽く落とす。ここで赤い果肉がこんにちは。なんと。きみ、ピンクグレープ?ではないか。
そして、この時点でグレープフルーツのいい香りがします。好きなんですよね、グレープフルーツの香り。
そういえばふと思い出したのですが、私が高校生のころ、グレープフルーツの香りのボディスプレー(AXEとかが爆流行りしてた頃でした。もう聞きませんね、AXE。覚えてます?)がすごく好きな香りで、たまに使ってたんですよね。
全くモテなかった学生時代でしたが、良い匂いだよね、なんて言ってくれた女の子がいて、それはもうドキドキした記憶がかすかにあります。まあ別になにも起きなかったんですが。
そんなわけで、自分はグレープフルーツの香りが好きなんだな、というのを再確認しながら、動画をまねして切り進めます。
が、失敗! なんか、全然うまく切れません(笑) めっちゃむずいじゃないですか(笑)
(どうでもいいですが、上の写真、めっちゃ生肉に見えません?)
皮にめちゃくちゃ果肉が残っちゃったので、とりあえずスプーンでこそいでみたりと大苦戦。
こんなことなら、スプーンですくう方式にすればよかった、と思いながら房を切っていき、器に盛りつけて完成。
実 食
さて、実際に盛り付けた状態がこちら。
パット見すいかみたいですね。赤さにびっくりしつつ、なにもつけていない状態の果肉を口に運びます。
やはりグレープフルーツらしいすっぱさが最初に口を刺激するものの、苦さは強くなく、グレープフルーツの香りとほのかな甘さが美味しく感じられる!
冷やしていたので、デザートとしてめちゃくちゃよかったですね。
まずは半分だけ持ってきていたのですが、もう半分も持ってきて、こっちはシロップ(カロリーゼロ)をかけて食べてみました。これはこんどは、めちゃくちゃ食べやすくなって、背徳的おいしさ。
グレープフルーツって食欲減退する、なんて話があったとおもうのですが、結局一瞬にして食べきってしまったのでした。美味しかった!
自分の好きなフルーツがグレープフルーツだったんだなぁ、と再発見の夜でした。
せっかくなので、アロマでも買ってみようかな、なんて思っているささざめがお送りしました。