
ライブレポ的な旅行記です。
はじめに
こんにちは。かれこれ10年ちかく、オンラインMMORPG・FF14をプレイしているささざめです。
FF14のサウンドディレクターである祖堅さんがフロントマンを務める、FF14オフィシャルロックバンド・THE PRIMALSというバンドのライブが、8/22(金)にZepp Fukuokaにて開催されたため、参戦してきたというわけです。
プライマルズのライブはこれが初参戦。あと、Zeppでライブに参戦するのも実はコレが初めて。最近はめっきりホールとかアリーナとか、とりあえずデカイとこでのライブ(主にGLAY)にしか行ってなかったので、ライブハウスでのライブというのも久々だったので、色々とワクワクと不安を抱えながら向かったのでした。
Zepp、なんか機会がなかったんですよねぇ。人生で一番デカイ箱だと、心斎橋BIG CATだと思うんですけど、あそこはキャパ800人くらい。一方Zepp Fukuokaはキャパ1500くらい。ほぼ倍だ!
まあとはいえ、モッシュダイブなんてあろうはずもなく、みんなサイリウム振るだろうし、と楽観視しながら挑んだライブだったのでした。
ちなみに、私のエタバン相手でもあるパートナーと一緒に参戦です。
というわけで、ここからはライブの日の1日をざっくり振り返ります。
開場まで
仕事をお昼で切り上げて、熊本県から博多までやってきた我々。まずはホテルにチェックイン。今回ホテルに選んだのは、博多駅の西側、博多口側真正面にあるコンフォートホテル・博多さん。

部屋からカーテンを開けて外を見れば、真ん前にドカンと博多駅が見えるのは壮観! ただ、窓がめっちゃ汚かったのが残念でしたが(笑)
軽く休憩して、荷物を整理したら、最小限のボディバッグに、最小限の荷物を詰めて出発。Zepp Fukuokaはコインロッカーが少ないと聞いていたのもあり、もうほんとにミニマルに出発です。
ホテルの眼の前に見えているバスターミナルから、Paypayドーム方面に行くバスにのり、会場前に到着。到着は17:00頃だったんですが、ちょうどグッズ販売をやっているところだったので、購入列にならび購入。
ここのグッズ購入のところが、Zepp自体の入口でもあったわけですが、なぜかやたらにプライマルズファンがここに溜まっていて、係員がずっと「中に入ってください!」って叫んでましたね。で、グッズ列を抜けて、Zeppが入っている施設であるMARK IS 福岡ももちの中に入ると、そこの通路に立ち並ぶ大量のヒカセン(FF14プレイヤーの意)。
いや、ここにこうやって立ち並んで待ってるのは大丈夫なの?と心のなかでツッコミながら、私達は普通にももちの中をウロウロ。彼女は薬局で買ったキレートレモン(バンギャがライブ前によく飲むらしい)を飲んだりしてライブに備えていました。フードコートも普通に空いてたし、ヒカセンさんたち、もうちょっと分散できたのでは……?と勝手に想像しながら、開場時間を待ちます。
開場時間が近づいてきたので、そろそろ行くか、と立ち上がり入口へ。
整理番号順にずらりと並ぶヒカセンたちの数に気圧されつつ、自分の場所をめがけてネリネリ歩いていると、なんか普通に祖堅さんがいました。みんなと交流していたらしい。
「あ、祖堅じゃん」
なんてあっさり感想が浮かびつつ、そのまま歩いていったのでした。すみません、根っからのファンとかじゃないからこんなもんなんです……。
自分の番号(200区切りくらいで、看板がたっている)の近くにくると、係員が「細かい番号はお客様のほうでご確認ください!」みたいなことを言っているのが聞こえました。
歩きながら、並んでいるヒカセンに番号を聞いて並んでいきます。ただここで完全なる弊害が発生。ヒカセンのみなさんがシャイなのが悪いのかなんなのか、並びが全然綺麗にいってない。番号聞きやすい感じで立ってる人もいないし、通り過ぎていく人も全然聞いてこない。
まあ別に完璧に並べる感じでもないので、結果的にはそこまで厳密である必要はなかったわけですが、直近で鬼滅の刃の柱展に行ったときにアバウトに並んでいたら、きっちり並び直させられたガッカリを思い出して、このぐちゃぐちゃの中で並びなおさせられたらダルいなぁ……と絶望しながら列が動き出すのを待っていたのでした。
結局、100番単位くらいで一気に移動していって、それ以上は細かく見られていなかったので、じゃああんないちいち番号聞いて並び直すのいらんかったやないか、と内心ツッコんでしまったのでした。
開場に入って、早々にドリンクを交換し、下り階段を下ってフロアへ。
今回の整番は全体の2/3くらいの位置だったのですが、それにしちゃあ後ろの方まで埋まってるなぁと思いながら、空いてるスペースに入り込んでいきました。ただ、このあたりからヒカセンのライブ慣れてないムーブがかなり出ていて、まず距離感を多く取り気味なせいで、どうも後ろの方まで膨れすぎていたよう。スタッフさんが「前まで一歩詰めてください!!」と叫んでいたのが印象的でした(笑)
まあただ、よくあるライブとちがって、プライマルズはペンライト振りますからねぇ。前が空きやすいんでしょうね、なんて思ってます。
ちなみに、この時点で周囲を見渡していると、ヒールで来ている人やら、めちゃくちゃデカイ荷物で来ている人とか、交換したドリンクを足元においている人とか、浴衣で来ている人とか、いろんな人がいて結構衝撃を受けていました(笑) バンド次第じゃものすごいことになるよな……なんて想像しつつ、開演を待ちます。
開演
セットリスト
- Open Sky - The Theme from Dawntrail
- 此処に獅子あり ~万魔殿パンデモニウム:辺獄編~
- Scream ~万魔殿パンデモニウム:煉獄編~
- Bee My Honey ~至天の座アルカディア:ライトヘビー級~
- Ride the Rhythm ~至天の座アルカディア:クルーザー級~
- Back to the Drawing Board ~至天の座アルカディア:クルーザー級~
- Not Afraid ~至天の座アルカディア:クルーザー級~
- 女神 ~女神ソフィア討滅戦~ (Acoustic)
- 目覚めの御使い ~ティターニア討滅戦~
- 月満ちる夜 ~喜びの神域 エウプロシュネ~
- White Stone Black ~万魔殿パンデモニウム:煉獄編~
- ロングフォール ~異界遺構 シルクス・ツイニング~
- メタル:ブルートジャスティスモード ~機工城アレキサンダー:律動編~
- エスケープ ~次元の狭間オメガ:アルファ編~
- 過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~
=ENC= - 忘却の彼方 ~蛮神シヴァ討滅戦~
- ライズ ~機工城アレキサンダー:天動編~
- ローカス ~機工城アレキサンダー:起動編~
感想
正直に言うと、行く前は、そこまで楽しめるんだろうかという不安もあったわけですが、始まってみるとそんな不安は吹き飛びまして、普通に楽しい。
やっぱりね、もう飽きるほどやり込んでるゲームなだけあって、流石にだいたい聴き馴染みはあって、自然と体が揺れるわけです。まあ一方で、「聞いたことはあるけど、ちゃんと聞いてない」っていう曲も結構多かったんですが(笑)
開幕のOpen Skyなんかまさにそうで、ゲーム立ち上げたときに勝手に流れ出すOPとしてしか認識してないもんだから、「始まったなぁ~」って感じはするけれども「わぁ~!」って盛り上がる感じでもない。勝手に脳内で再生されるあの「ジャキン!!」っていうSEがうるさい。
「此処に獅子あり」は一転して、辺獄編のメガネおじさんでさんざん聞いた曲。でも、今までちゃんと歌詞まで意識してなかったから、途中の「Pandemonium!」のチャント部分は何言ってるかわかんなかったです(笑)
イントロもいいし、サビ前がオシャレですよね。この曲。今回、ライブが終わったあともずっと頭にリフレインしてる一曲でした。
続いてScream。煉獄2層のあのなんか変な人のとこで流れてるやつですね。個人的にはオリジナル版のほうが好き。会場が緑に染まる染め曲でしたが、私の目の前にいた人はしらばく真っ赤なペンライトをふりふりしていました。
ここからアルカディア曲シリーズ。まず1曲目は、今回一番楽しみにしていたといっても過言ではないBee My Honey。
この曲に入る前のMCで、途中のサビ前"Gods, again..."のとこでみんなで合わせてシャウトするワード(通常はalright!を叫ぶ部分)を選ぶMCがあり、色々あって「北九!」に決定してスタート。
まあお祭りですから、仕方ないかと思いつつも、いやダサいな~と思いながら曲はスタート。私の目の前に立ったファンのノリも最高潮。さては君、最新パッチしかプレイしてないな?と疑いながらも曲は進んで行きます。
やっぱりこの曲は良いんですが、サビ前の「北九!」の部分はちょっと不満。というのもね、そもそも叫びたいのはもともとの歌詞の"Gods, again, I really should have said. Give, me love, forever just because"の部分だよなぁと。Forever just because(↑)!!って叫ぶところに「北九!」が入って、ちょっとフニャっとしたままサビに突入しちゃうのがもったいないなぁと思ってしまったのでした。
まあでもやっぱ好きな曲です。
クルーザーからは1層から3層が披露。零式をやっているときは3層>(4層後半)>1層>2層>(4層前半)の順に好きだったんですが、ライブで聞くと3層>>>2層>(4層後半)>1層>(4層前半)くらいの順番になりました(笑)
1層は「テンションアゲアゲ↑」みたいな感じでありながら、実際は酒を飲みながら体を揺らして聴く感じだよなぁって気がしてて、ちょっとライブ映えが弱いのかなぁと。
2層は、原曲聞いてるときは「あまりにもCreepy Nutsすぎる!」とよく不満に思っていたんですが、ライブで聴くとそれよりかっこよさが勝った感じ。
3層については、もう文句なし。もともと好きでしたが、やはりライブの音圧で聴くこの曲が最高でした。16歳か!というツッコミはまさに。
首をいたわりながら、気持ちのヘドバンで脳を揺らして、ハイになった3層でした。
ハウリングブレードファンのお姉さんが4層がなくて残念がってそうな気がしました。個人的には、そんなに好きではないので、ちょっとラッキーくらいに(笑)
4層後半はめちゃ壮大なギターロックなので、これもいつかバンドバージョンで聞いてみたいですね。
3層で力尽きたおじさんたちが休憩ということで一度ハケて、Guitar/VocalのGunnさんのみステージにのこり、アコースティックバージョンで弾き語りとして披露されたのが、「女神」。
なんか噂では、聴き馴染みのないヒカセンも居たそうですが、個人的には好きな曲。この辺の蛮神は、99周とか普通にしてますからね。あと普通に原曲が良い曲。
クラギでしっとりinstな感じでも聴いてみたいなぁと思ったのでした。
続いて、ゲーム内では可愛い妖精さんが歌っている感じの曲がバンドサウンドで披露。なんでも、デカイ会場ではやらない感じの曲なんだとか。
なんか、前に配信でやってるのを見た気がしますが、今後はあんまりやらないよ、ってことなんですかね? 人気ないのかな?
個人的に、このバージョンってなんかBritpop感があって好きです。まあ確かにライブでワイワイって感じではないかもしれないけれど。
っていうか、てっきりみんなで「Fa la la la la la!!」とかサビの3連符的なところ(なんて言ったら良いかわかんない。タータータのリズムのところ)で手掲げたりするのかな、と思ったら、そういうのはないらしい。そんなもん?
ゲームでエウプロ行ってても、正直毎回意識が朦朧としてるので、全然印象がなかったんですが、この曲かっこいいですよね。
少し寂しさをまとったA/Bメロからのサビの幸福感あふれる感じの対比がいい。
続いて、パンデモ煉獄4層後半からWhite Stone Black。
正直、煉獄4層の曲なんて全然記憶に残ってなかったんですが、ライブハウスで聴くと迫力マシマシでめっちゃかっこいい曲でした。渋い。
クラップから最高潮に高めたところからの爆発で腰折りヘドバンしたくなるし、その後のギターソロが熱い。
噂では零式プレイヤーじゃない人に不評だったらしいです。あの合成の苦しみを味わってこそヒカセンたり得るわけですよ。
みんな大好きロングフォール。踊るおじさんたちはいなかったけど、フロアの前の方でそれっぽい動きをしていそうなお姉さんは居た気がした。
FF14における祖堅サウンドの真髄みたいな曲なので、やっぱいい。素直にかっこよかったです。(あの踊りが頭に浮かぶのが逆にマイナスかもしれない)
ロングフォールでさらに熱を帯びた会場に落とされた「メタル:ブルートジャスティスモード」。絶アレキの思い出がブワッと溢れ出る一曲ですね。
トランペットを持った祖堅が見えたのか、暗転の暗闇の中で会場前方がワッと湧くのが聞こえたかと思えば、即聞こえるあの印象的なフレーズはやっぱりたまりませんでした。
モンハンコラボの話の流れで、オメガアルファ3層専用曲の「エスケープ 」。
Aメロのカッティングと、サビの壮大さが凄い。でも、ちょっと前にロングフォールを聴いているせいで、サビは「さっきも歌ったぞこれ!」と思いながら一緒に叫びました。
ライブでやるなら、どっちかにするか、やるにしてももうちょっと間を離したほうが良い気がしますね(笑)
アンコール前ラストは、もはや何度聴いたかもわからないタイタンの過重圧殺。
正直この曲はもう食傷してるだろ、と思っていたんですが、ライブで聴いたらやっぱカッコイイ!と思っちゃいましたね。熱い。
でもノリ方的に、みんな「タイタン!」のとこしか言わなくて、バナナモゲラ(Bow down overdweller)は言わないの?ってすごく不思議だった。
手を下ろすところのない激アツ曲でした。でも終盤、「これ何回回すの!?」って一生終わらないんじゃないかとちょっと不安になった(笑)
アンコール1曲目も2.xシリーズから、シヴァさん。
この曲とリヴァイアサンがやっぱりFF14サウンドの原点な気がしていて、ライブで聴けて良かったですね。
女声ボーカルバージョンが聴きたくなっちゃいますね。
ラス前は、代名詞的な1曲となったRIZE。
私のパートナーは、絶アレキの断絶フェーズですごく痛い目を見て苦い思い出の多い曲なんですが、私はやっぱり、2体フェーズを超えてどんどん戦いが加熱していくところのあの感覚と相まって好きな曲です。
天動4層も散々いきましたからね。やっぱり思い出深さもあって、感動はひとしおです。
でも、あの停止するところはタイミングがふわふわなので、ちょっとずれちゃったのでした。だって、ゲームだとすぐ来るんだもん!
ラストを飾ったのは、さらにアレキサンダーから、ローカス。
個人的にはなんかすごく意外な気がしてて、え、コレがラストに来るんだ?っていう感じでした。
この曲もサウンドかっこいいですけど、ライズのあとに聴いちゃうとちょっと物足りなさが出ちゃいません?(笑)
ちなみに、起動編は当時、あまりにも3層が強くて勝てなくて、リアルタイムで4層までたどり着けなくて、結局天動編も終わってから、CFで超えたんですよね。
外国人と一緒に超えた記憶。タチコマゲットできたときは、忘れ物を取り戻した感じがして、嬉しかったなぁ。
そんなことを思いながら、最後はゆったりと曲に耳を傾けて最後を迎えたのでした。
閉幕
というわけで、ここまででライブは終了。
この日がツアーファイナルだったらしいので、ダブルアンコールとかあるのかな?とちょっと思ったんですが、なんかなさそうだったので帰ることに。
最後もなんか、「記念撮影しましょう!」という謎のメッセージがスクリーンに表示されるも、意図がよくわからず、とりあえずバシャバシャステージを撮るファンが続出して、おいおいいいのか?と疑問を抱く謎の時間があったりもしましたが、とりあえずライブは無事終了したのでした。
ライブ後は、タクシーでホテルまで帰り、予約しておいたイタリアンで食事を済ませ、ホテルで就寝。翌朝は絶望の筋肉痛と共に目覚めたのでした。
繰り返しになりますが、ホント、もともと想像していたよりもかなり楽しめたというのが本音。特にやっぱり、個人的にはアルカディアクルーザー級3層の曲が生で聴けてめちゃくちゃかっこよかったという印象でした。
久々のライブハウスでのライブ鑑賞だったわけですが、やはりプライマルズの客層はかなり特殊ですよね。まあそもそも、ペンライト振る系のライブ自体あまり経験がないので、そこの特質さもあるでしょうが。
あと、最新しか知らないファン層が多そうな感じなのがめっちゃ意外でした。私の目の前にいた人なんて、アルカディア曲だけ全力でノリノリで、あとはなんか全然な感じでした。そういう人もいるんだ、と。
やはり、歴史の長いゲームになっているだけに、そういうこともあるのでしょうね。
というわけで、以上、初めてプライマルズのライブに参戦した感想でした。色々ありはしましたが、素直に楽しかった!
次もし、九州のホールとかであったら、また行っても良いかもな、と思っているささざめでした。