
十河 原作、戸帳さわ 漫画『毒を喰らわば皿まで』を読んだので、感想・レビューを書きます。
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紹介・感想
ツイッターを見ていたら、こんなツイートが流れてきました。
「なんだか男同士の距離が近いな……?」とは思っていたけど、悪役令嬢ものとしての作品の出来が良すぎたためそちらが主題だと思っており、私の乱視が悪さをして距離が近く見えているんだろうと考えていたら、挿入し始めたため、流石に乱視のせいではなくなった
— オオゴスト (@dekkaiobake) 2025年9月3日
どうやらこれが、「毒を喰らわば皿まで」という作品らしいという情報を得た私。この手の作品に目がない、歴戦のオタクであるパートナー(女性)に、平日の早朝にこの作品のことを教えると、たまたま1巻が試し読み無料になっていたらしく、仕事に行く前に即読み始め、気づいたらその日のうちに既刊3巻まで購入して読破していました。
相当に面白いとのことで、それじゃあ私も読むしかないかと、男性である私ですが、BL作品への拒否感は別にないので、早速読んでみることに。そして、やっぱり面白かったですね。
主人公は、この手の異世界ファンタジー作品ではなかなか珍しい「悪の宰相」。
世界は、とある乙女ゲーム世界という最近ではもう当たり前となった設定ですが、その世界で、悪役令嬢として婚約破棄を受け破滅に陥る一人娘の父親として、娘を守り、全てに復讐するという、まるで悪魔が現世に舞い降りたかのような男の視点で物語が描かれます。
先述のツイートの通りで、もうとにかく、物語がかなり面白い。主人公と共に悪巧みをしていた神官様、この二人の腹の中の読めなさとその表情には何度もゾクリとさせられるし、彼らの手のひらの上で一人また一人と踊らせられていく様が快感にもなる。
件の(元)悪役令嬢であった娘以外、全員が悪人、みたいな登場人物たちばかりの中で、物語がどう転がっていくのかという面白さでどんどんページをめくりたくなる一作でした。
第一巻では、BL要素なんて一切なくて(まあ、表紙ではまるだしですが)、ここからどうBL展開に……? なんて思っていたら、第二巻から唐突にそれはスタート。
なかなかのハードBLでした
BL要素が表出しだすと、そこからはもうノンブレーキで、なかなかにガッツリ濡れ場が描かれます。(個人的には乳首の描かれ方にすごくこだわりを感じる……笑)
ネタバレになってしまうので詳しいことは言いませんが、誰と誰が結ばれ、攻めとか受けとかがどうなるのかとか、心の揺れ動きはどうなのかとか、見どころいっぱいなのでした。
まあとりあえず、苦手意識がなければ読んでみてほしい、としか言えないですねこれは。そういうものだと知っていてもビックリしたので(笑)
あまりこの手の作品を読み込んでいるわけではないので、偉そうなことは言えないのですが、同じような感触を味わった作品で「異世界の沙汰は社畜次第」という作品を思い出しましたね。
これも、めちゃくちゃストーリーが面白くて読み込んでいたら、急にBL展開がやってきてビックリしたので、そういうのが流行りというか、このジャンルではよくあることなのかな?なんて思ったのでした。
まとめ
物語の重厚で濃厚なところに加えて、BL描写も濃厚で、気軽にオススメはしにくいんですが、少なくとも物語としての面白さは一級品でした。
漫画は既刊3巻で、めっちゃ続きが読みたくなるところで次巻へ続きます。原作小説も大人気なようなので、そっちを読んでもいいかもしれないですね。
BL描写うんぬんは私は評価しにくいんですが、とりあえず、男の自分でもエッチだな、と思う程度にはエッチでしたね(笑)
