
狭山ひびき 原作、硝音あや キャラクター原案、南乃映月 著『王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います』コミック版の第7巻を紹介/レビューします。
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前巻の感想
紹介/感想
夕焼けのグラデーションをバックに、キラキラと輝く花々が目を引く表紙の第7巻の感想です。キラキラのパーティクルにすごいこだわりを感じます(笑)
第一王子アランとの縁談相手として呼ばれたはずだった、隣国の姫フロレンシア嬢。彼女にはどうやらなにか思惑がありそうだが、それがなにかは中々つかめない。
そんな彼女が、前巻ラストでとうとう事件を巻き起こし、護衛騎士であるレギオンとともに失踪。果たして事件はどうなるのか。そして、かつてバカのふりをした天才令嬢・オリヴィアはどうやってこの事件に決着をつけるのか!というところで、とうとうこのフロレンシア嬢編のクライマックスを描かれるのが第7巻でした。
第二部の結末が描かれたあとは、幕間的なエピソードを挟みつつ、第三部へと物語が進んでいきます。
ネタバレになるので言えませんが、第7巻ラストは、衝撃の展開が。パパン……どうしちゃったの、パパン!!!!と肩を掴んで揺さぶりたくなること必至。
第二部では、物語の当事者がフロレンシア(とティアナ)であったような印象もありましたが、第三部ではオリヴィアとサイラスが槍玉に上がってきそうな予感ですね。
彼らの才覚と愛が存分に試される……そんな次章を予感しつつ、次巻に続くのでした。
個人的には、第二部の結末は想像以上にあっさりと幕引きしたな、という印象でした。フロレンシアたちは果たしてどこまでコトを予測できていたのだろうか……。
ただ、オリヴィアとフロレンシアの対話シーンには胸を掴まれました。感情の演出が凄い。
最後はしっかりオリヴィアの優しさと知能が活かされる展開で良かったですね。オリヴィアとサイラスがハイスピードに情報を処理していく横で、アランは呆れ顔、みたいなシーンがやっぱり楽しいしちょっと気持ちいいですね(笑)
しばらくのシリアス・サスペンス展開から一転して、幕間エピソードでは見どころが超大量。というわけで必見ですよ!
各話のみどころ
ネタバレ注意です!
第31話
- 新キャラ、不動産仲介人・ガスパーナさん登場。悪い。あまりにも悪い。読者百人中百人がひと目で悪人だ!と指を指すであろう悪徳顔。でも、別に悪いことしてるとかじゃないんだねw 頭がキレるおじさんは好きです。デフォルメ絵も可愛い。
- サイラスに向かって、「国のために命は取っておけ」なんて言えるアラン。特に誰にも触れられないけれど、為政者としての覚悟が決まってて惚れる。色々あったけど、やっぱりちゃんと幸せになってほしいんだよなぁ。
- 改めて1巻とか読むと、とってもオバカさんなので、成長ぶりがうかがえるのです
- 思いの外あっさりと事件は収束してビックリ。なるほど、主軸は「叶わぬ恋」という部分なんだなぁ。いつの世も、このテーマは美しいよね。
第32話
- 第二部終章。オリヴィアとフロレンシアの直接の対峙。
- 正直に言うと、フロレンシアはここまで若干影の薄い印象を受けていたんですが、フロレンシアの涙のコマに一撃でやられました。なにその目の描き方。涙のしずく。読んでるだけで胸がぎゅっと苦しくなる思いでした。
- 対比されるように、終始冷静さを保つオリヴィア。できないことはキッパリできないと言える。これがデキル大人ってことよ。
- でも持ち帰って、一人で抱え込まずにちゃんとサイラスたちと話し合う……。何この人たち有能すぎる……。
- ちなみに第二のみどころは、梅干し食べたかのようなスッパ顔のアランですね。
第33話
- 久々にテイラーがいっぱい喋って歓喜の33話。テイラーの心臓が心配だよアタシャ。
- 様々なデザインのドレスがたっぷり登場。こ、これ、作画コストどうなってるんですか……? と、勝手に想像して冷や汗。
- サイラスに頬に手を添えられきゅるるんお目々のオリヴィアがやっぱり美しいですね。
第34話
- 爽やかでひょうひょうとした雰囲気のイケメン・コールリッジ公爵登場。(前回登場どこかにありましたかね? 思い出せない……)
- チェス大会回。オリヴィアとチェスといえば、王妃様と戦ってたのが印象的ですね。てっきり、ここでオリヴィアが無双する展開かとおもったらそうではなかったみたいw
- すっかりギャグ顔担当になってきているアランが見どころ。
- 復讐に燃えるあの人がとうとう行動を開始したらしい。怖い!
第35話
- もう出番はないかと思いきや、少しだけ影が登場するティアナ。こんなちょびっと想像の中でもシャァー!と威嚇と爪痕を残していく。やっぱ良いキャラだぜ。
- パパからの衝撃の通達。そして皇太后の登場。怖い。怖すぎる! 王妃様の冷たい視線も怖かったけど、皇太后様の視線、さらに温度が-15℃くらい低下してる冷たさでマジ怖い。
まとめ
身分違いの叶わぬ恋というテーマで、しっかりとオリヴィアとサイラスが活躍しつつ着地した第二部の結末でした。
続く原作小説第三巻のエピソードでは、第二部と打って変わってオリヴィアとサイラスの愛が深く試されそうな予感。原作小説ノベル第5巻と第6巻は、なんと2巻同時刊行で11月7日発売とのこと。まだまだ好調なバカふりシリーズ。続きが楽しみです!
ちなみに、原作者の狭山ひびき先生による、外伝作「ティアナ!」の連載が今夜から公式にスタートするそうです。
本日夜~バカふり外伝「ティアナ!」の連載を小説家になろうで開始します!
— 狭山ひびき (@hibikisayama) 2025年9月11日
章タイトルは「モノクルおじさんの弱点を探せ!」副タイトルは「モノクル砕けろ!」
タイトルからすでに暴走をはじめていますが、「まあ、ティアナだしな~」ということで、楽しんでいただけたら幸いです😊
第三部からはティアナ成分がずいぶん減りそうだと想像していたんですが、こっちで補充するっきゃないですね! のりこめ~
https://ncode.syosetu.com/n5341ky/
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