ささざめブログ

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【漫画】異世界ドタバタハーレムコメディ『だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのやめろよ! (全3巻)』の感想

鳳仙花 原作、勇人 漫画、『だから勝手に勇者とか覇王に認定すんのやめろよ! ~エルフ族も国王様もひれ伏すほど俺は偉大な役割らしい~』を読んだので、感想・レビューを書きます。

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紹介・感想

1ページ目から、双子美少女エルフに認知を迫られる(彼らの王として)ところから始まる、異世界ドタバタハーレムコメディ。

主人公のセージは、黒髪黒目という転生者御用達ルックス。実際にはこの世界の住人であり、かつての転生者であり勇者である「生活魔法」の使い手、セイヤの子孫であったという設定。本人曰く、与えられたジョブも「主夫」なんてものであるので、戦闘能力なんて皆無……のはずが、エルフたちから勇者だ覇王だともてはやされ、セージの人生の歯車はどんどん狂い、ギュインギュインと回転が加速していくというような物語です。

作画は、「アスモデウスはあきらめない」の勇人先生。アスモデウスの頃から引き継がれているであろう、女の子の可愛さとデッカさとドタバタコメディ感がどれも一級品です!

物語の方もなかなかクセがあって、ずいずい読んじゃう一作。この手の巻き込まれ系作品にありがちではありますが、基本冷静沈着で被害者感の強い主人公も、話が進むごとにどんどん狂っていき、覇王としての風格が増していくところも楽しい。主夫要素は一体どこに……(笑)

巻数としては全3巻。やや駆け足なところはありますが、キリよいところまで描かれきりますよ。

推しエルフを探せ

一応、ヒロインは双子のオバカエルフなんですが、その他登場するエルフたちももれなく可愛い。

個人的な一番の推しは、長老のアンダリエルさん。アラアラお姉さん感がたまりません。実際あらあら言ってるし(笑)

あと、某緑の軍曹を思い出させる口調のマウンテンエルフ・エイルも、真面目でちみっこくて可愛いですね。というか何なら、ヒロイン枠の双子エルフが一番残念で、他の子達はみんな可愛い良い子なんですよね。

でも、残念エルフも嫌いになれないそれがオタクってものなの……。

まとめ

ハチャメチャ系の作品ではありますが、とにかくぶっ壊れているのがヒロイン二人で、主人公は(中盤までは)常識人だし、王様も良識がありつつずっと土下座してるし、結構クセになる展開の多い一作でした(笑)

中盤以降の主人公の冷徹さというか、冷酷無比感にも驚きつつ、全肯定エルフ軍団が後ろに控えているという安心感があるからなんか読めちゃう展開でしたね。

とりあえず、オバカで可愛い女の子が出てくる作品が好きな人にはオススメです。