ささざめブログ

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【漫画】智者は多くを語らず『生活魔法はハズレスキルじゃない(全2巻)』の感想

なんじゃもんじゃ 原作、きなつk 漫画、『転生少女の履歴書』を読んだので、感想・レビューを書きます。

(購入はコチラから)

(原作小節:小説家になろう)

https://ncode.syosetu.com/n1127hh/

紹介・感想

ここ最近、秋のカドカワセールで、お安く買えた漫画を紹介しているささざめです。

今日読んだのは『生活魔法はハズレスキルじゃない』という漫画。完結済みで全2巻。なるほど、早期打ち切りケースだな? と思いつつ、ハズレスキルな生活魔法スキルで無双する、なんて展開は嫌いじゃないので、迷わず読んでみることに。

で、結論なんですが、実はこれ、打ち切りっていう打ち切りでもないです。というのも、原作小説は小説家になろうで公開されているものなんですが、全部で10万字程度の一作で、目次を見る限り、漫画でも割とストーリー大枠は網羅しきっている感じ。

完結後の追加エピソード部分は含まれていないものの、もともとの原作部分を一通りなぞるようなコミカライズだったのでした。

というのもあって、読後感は悪くなく、色々と明かされきらない設定や展開こそあるものの、作品としてはそれなりに気持ちよく完結します。


タイトルからは、よくあるハズレスキルが実は神スキルで無双、みたいな作品を想像されますが、本作はちょっと違う雰囲気。

というのも、主人公と、そのお付きメイドである黒髪のパルは、物語序章から強者の雰囲気を漂わせた、余裕たっぷりな人物たち。で、件の生活魔法も、なんか想像するような、「清潔(クリーン)」が実は万能聖属性魔法だった、とか、「温暖(ウォーム)」を極めたら超火力の火属性魔法が出るとか、そういうやつじゃなくって、中身はぶっちゃけていえば「創造魔法」というチートそのものみたいなもの。

というわけで、冒頭から家を追放されるやいなやルンルンで、新生活を整える算段を進めて、さっさと豪邸を手に入れて、新たな仲間も携えて、万全の体制が整っていきます。

作品によっては「賢者」とも表現されそうなくらいに頭の切れる主人公なので、障害も簡単になぎ倒していくわけですが、そんな彼が唯一苦戦する相手となるのが病魔。

そんな感じで、冒頭の追放事件なんかには大して感心を持たず、細事には囚われずに、大きなことを成し遂げていく主人公の姿が気持ちのいい作品です。

割とネジがハズレていて、悪人というか、自分たちに仇なす者に対して、一切の容赦がないのもヨシですね。

まとめ

全2巻と驚きのスピードで完結しますが、起きる事件の大きさと、主人公たちの手腕の鮮やかさが凄くて、不思議と魅入られた一作でした。

ちなみに、私のイチオシシーンは、ロリっ子メイドが、笑顔で、暗殺者の傷に塩をザリザリ塗り込むシーンです。必見。