ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

【Steam】どんなに汚いラインでも、モノが出来れば良いんだよ!『Little Rocket Lab』の感想

ゲーム日記です。

疲れたけど、それなりに満足です

先日プレイを開始して、最近ハマッてます、っていう日記を書いたゲーム、それが『Little Rocket Lab』という、工場自動化シムゲーム。ドット絵で雰囲気は『Stardew Valley』のような農場系ゲームなんですが、そのやわらかな世界のなかで、コンベアをつなぎ、パーツを組み合わせて、今は亡き母の意思を継いでロケットを完成させるのが目標の作品です。

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で、このゲーム、とりあえずエンディングまでプレイしまして、その感想を綴ろうと思います。

まず、率直に言って、面白かったですね。ひとつ進めば新たなレシピがアンロックされて、それを組み立てるためのラインを組んで、そうするとまた話が進んで、といった感じで、レベルデザインがよく出来ていたゲームでした。

主人公がネームドで、がっつりストーリーがあるため、自己投影する感じではないんですが、普通に良い話なのでそこもプレイを牽引してくれました。

とくに、中盤から終盤に差し掛かるところのチャプターで、ある事件が発生するんですが、いろいろな意味で普通に悲しいし、その後そこから立ち直るために奮起するというシナリオもよく出来ていましたね。

まあ、この事件、プレイヤー的にもダメージがデカく、ある意味では賛否両論になりそうな気もしましたが……(笑)


作品の性質として、街全体を使って工場を作り上げていくところがまた個性的なポイント。

中盤以降、街の住人の家の中に工場を作り、そこから排出されたパーツを利用するなんて展開もあるんですが、のどかな街にコンベアが張り巡らされ、通せんぼされた住人が怒りアイコンを携えてたちぼうけしてる光景とかが笑えます(まあ、実際は気になっちゃうので、なるべく地下通路を通したりして、邪魔しないようにしたりしますが)。

一方で、この住宅内工場作成パートはかなり難しくて、ほぼパズルゲームみたいになってきます。

個人的には楽しみましたが、ここに楽しみが見いだせないひとは、ガイドを探して真似してクリアするほうが良いかもしれません。

ゲーム中最難だった、Circuit Board作成


工場自動化という、言ってしまえば「カタイ」ジャンルを、ドット絵とイラストとストーリーで糖衣して、飲み込みやすくしたというような作品で、個人的には大好き。

……だったんですが正直に言えば良いところばかりではなく、結構気になるところも。

というわけで、少し欠点についても語ってみようと思います。

本作の欠点

途上感がかなり強い

色々とよく出来てはいたんですが、「ほんとはもっと要素を付け足したかったのかな」と思う部分が多いです。

例えば、市長の家でできるアップグレード。お金を使って土地を拡張したり、家を豪華にしたりするという、よくある要素ですが、実際に購入できるのは3つか4つかしかなかったと思います。

結果として、お金の使い道がなく、そのために、クエストをやるモチベーションが沸かなかったですね。

あと、この手の作品で定番の「鉱山」。よくあるのは探索RPGパート的になるパターンなんですが、本作は特にそうならず、ちょっとの採掘(これもあまりやらなくていい)と、少しの探索くらいで終わってしまう。それに、洞窟の中から鉱石を掘り出す必要性もあまりない(これは恐らく、途中でバランスが緩和されたんじゃないかなと想像してます)。

そんな感じで、「もうちょっと何かありそう」なのに何もない、という感じが強かった気がしたのでした。

スマートに解決できない

コンベアをつなげてパーツを組んでという、本ゲームの根幹部分なんですが、1マスに1アイテムしか存在できないためか、取れる解決策がかなり少ないです。

結果的に、泥臭くグチャグチャにしながらも繋いでいくのが一番の近道になってしまいがちで、そこはマイナスポイントというか、プレイしていて「悔しい」部分でした。まあ逆に、そこが上手く構築できると「気持ちいい」なんでしょうが。

ただ、シンプルだからこそ考え込む猶予があって、これより色々出来てしまうと、さらに面倒で投げ出してしまうという心配もあるのですが、とはいえ、なにかもう少し楽ができる仕組みがあったらよかったなぁと。

次回作があるとしたら、電気と水についてはもっと簡単に通せるようにして欲しいですね。とくに水のパイプ……。

あと、建築可能範囲が狭くて、コンベアをズラッと先まで引くとかが面倒だったりと、細かいところに手が届かないのがネックなポイントかなぁと思ってます。

クリア後要素が貧弱

この手の作品って、クリア後のやりこみとか、最高の工場を作り込むみたいな楽しみがあると思うですが、現状はそういう要素がほぼないです。

クリア後のセーブデータを読み込むと、一応クリア後のままプレイできはするんですが、特にやることがない(私が見つけられてないだけかもしれません)。

一応、2周目からハードモードというのが開放されるんですが、必要素材が5倍になるだけという鬼畜仕様。ソレ以外の追加要素は、今のところなし?のようです。流石にプレイするモチベーションが沸かず、一旦放置することとしました。

可能なら追加要素で、なんかトンデモなく難しい建築とかが入れば、もっとプレイしたくなるのになぁと思ったのでした。

まとめ

最後は不満を並べてしまいましたが、総評としてはプレイして満足な一作でした。

少しずつ積み上がっていく素材の数々を眺めているだけで楽しいし、こういう自動化系のゲームは時間を忘れてプレイしてしまいますね。

一番最後クエストの素材要求数に最初はクラっと来ましたが、一つ一つ自動化ラインをちゃんと組み上げれば、あとは寝てるだけで完成する。この感じがたまらないんですよね。

というわけで、自分でひたすら素材採取とか、農業をするとかじゃなくて、工業をしてみたいなぁと思った方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。

公式には日本語対応されていませんが、有志の方による翻訳ツールも作られているようですよ。