
茨木野 原作、ゆうきそにすけ 漫画『善人のおっさん、冒険者を引退して孤児院の先生になる エルフの嫁と獣人幼女たちと楽しく暮らしてます』を読んだので、感想・レビューを書きます。
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紹介・感想
端的に言えば、冒険者を引退したおっさんが覚醒して幸せ街道突っ走る系の作品だったのが、今日読んだこの作品。
ほんわか系の絵柄に反して、割とド直球お色気描写があって、単行本描き下ろしもそっちに全振りなので、誰しもにオススメはしにくい一作なんですが、健全なおっさんなら読んで楽しいこと間違いなしな一作でした。
主人公のおっさんは、複製スキルという超強力なものを扱えるものの、一日の回数制限があるせいで、結局大成できなかったという設定。そんな彼が、引退して世界を放浪する旅に出た初日に、悪漢に絡まれる女性を見つけ、それがまさかのかつての恩師であり、初恋の人でもあったエルフだったもんだから、旅のことなんてもう忘れてしまい、彼女を愛しともに暮らすことに。
で、なんとも都合のいいことではありますが、彼女のおかげで古傷は癒え、彼女の営む孤児院にあった温泉に浸かると、件のスキルの回数制限も無視できるようになり、文字通りチート状態に。
ものを複製できるという経済崩壊まったなしな能力と、持ち前の戦闘能力を活かしつつ、愛する嫁と、孤児院の子供だちを守るために苦闘していくというような物語に仕上がっています。
こうやって書き並べると、まあよくある異世界ものだよね、という感じではあるんですが、読んでいると意外な設定が飛び出すことが多かったり、新キャラが突飛なヤツが多かったりで、飽きることのない一作。
まあちょっと、何を書いてもネタバレになるのでなんとも言えないんですがね(笑)
本来、第一話で説明するでしょ?って思うようなことが、サラリと途中で明かされて、なんでそれ最初に言わないの!?と、作中のキャラと一緒に突っ込んでしまったこともありました。
先述のとおり、お色気描写が結構しっかりあって、ドキドキする一作ではあるのですが、今のところ主人公はしっかり一途に嫁を愛する方向性で、おそらくこの先もそうなので、イチャラブ好きな人向けではないかと思っています。
あと余談なんですが、やけに描写に冨樫先生の某ハンター漫画の雰囲気を覚えることが多いんですよね(笑) スキル描写がほぼ念能力じゃないかと(笑)
そう考えたらあれですね。主人公はコルトピみたいなもんかもしれませんね。雰囲気はゴレイヌさんみたいな感じだけど。
そんな感じで(?)、読んでいて色んな意味で楽しい一作でした。
まとめ
ちょっぴりエッチで気楽に読めちゃう系の漫画は、いくつあってもいいですからね。
というわけで、癒やしを求める成人諸君も、この漫画を読んで、ふわふわのコレット先生に癒やされてみては。
ちなみに個人的な推しは、メカクレボディーガードのテンさんです。

