
日記です。画像は内容に関係のない、水面を見つめる鳥です。
歩く歩く
今日は休みの土曜日。ちょっと暇して気分が乗ったので、ウロウロ散歩して、気づけば1万歩歩いていました。
冬の散歩は気持ちがいいですよね。最初は凍えるほど寒いんだけれど、日の当たるところに行くとポカポカで気持ちが良く、しばらく歩いていれば少し汗ばむくらいになって。
先日の積読記事でも取り上げていた『成瀬は天下を取りにいく』をAudibleで聴いてたんですが、改めて聞き始めると中々楽しめました。
前に読もうとしたときは、成瀬のおもしれー女にひっついていく語り手という構図が、なんか成瀬を引き立てるためだけのもの、みたいに感じて冒頭で断念してしまったんですが、ちゃんと聴いていくとちょっと趣が違う。
多くは語りませんが、私は気づいてしまいました。「これ、百合じゃね?」と。
どこまでいっても破天荒におもしれー女であり続ける女・成瀬と、そんな彼女の一番近くにいながらどこか俯瞰していてドライ、でも誰よりもぶっ飛んでいて、成瀬の一番の理解者である女・島崎。
とにかくこの二人の関係性が良い作品でしたね。だから、語り手が変わる他の章はちょっと物足りなかった。
まあただ、あんだけ売れたのは、時代性の面が大きい気がしちゃいましたね。誰にでも刺さる名作、というものではないと思う。でも、時代に突き刺さった名作だと思いました。
いい本だった
同じく、Audibleで最近聴いた本が『動物たちは何をしゃべっているのか?』という作品でした。
これは素直に面白かった本。動物学者である二人の研究者が、互いの研究内容と知見を共有しながら、動物たちのコミュニケーション能力の凄さ、そこから、何が人間を人間たらしめるのか、というようなところにまで発展していく一冊。
まず、動物たちが言語を操っているという事実が既に研究で解き明かされていることとか、シジュウカラに至っては文法まで存在しているという事実とか、それらの話が知識としてまずとてもおもしろい。
今まで私、動物は人間の言ってることを理解してる、とかっていう言説を正直あんまり信じていなかったんですが、この本を読んだ後だと、もちろん言葉がそのまま伝わっているわけではないにしろ、もしかすると人間と動物という異種とのコミュニケーションも実はそれなりに成立しているのではないかと考えられるようになりました。
人間は文字を手に入れてしまったからこそ、文字ベースでのコミュニケーションに囚われてしまったという趣旨の、人間社会批判も繰り広げられて、それもどこか納得できるものがある。
時代は非可逆だから、SNSもインターネットもなかったあの頃にはもう戻れないし、そのIFを見ることはできないけれど、これからの時代の人間としての幸福は果たしてどうやって手にする事ができるのだろうかと、未来に問いかけたくなる一冊でしたね。
オススメの一冊でした。

