
日富美信吾 原作、珠洲城くるみ 漫画『おしかけ勇者嫁 勇者は放逐されたおっさんを追いかけ、スローライフを応援する』を読んだので、感想・レビューを書きます。
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紹介・感想
おっさんが女勇者率いるPTから一人追放されて、それを女勇者が追いかけてくる。
同じシチュエーションの作品は複数思いつきますが、本作はそこをかなりマイルドに表現して、おっさんと少女勇者のほんわかラブコメの方に主軸を置いた、異世界グルメラブコメ漫画でした。
16歳で孤児院出身の美少女勇者・アルアクルと、心根が優しい上に料理が上手で現代日本風料理を繰り出すCランク冒険者のおっさん・ファクルの二人を主人公に、二人の淡い関係性が全3巻で描かれます。
全体的にストレス少なめで、出てくる人も良い人が多いという作品。こういう追放系の作品だと、ドロドロとした人間関係で物語を引っ張っていくことが多々ありますが、そんなこともなし。
美形王子たちの求婚もあっさり跳ね飛ばして、いなくなってしまったおっさんとの再会を果たすというところから物語は始まっていきます。
全3巻ということで、正直に言ってしまうと、物語としてはやや性急な感じが否めないのと、グルメ漫画としての魅力がやや薄いかなという感じは否めません。
どちらかというと、「もうこいつら早くくっついちまえよ」な甘くもどこか微笑ましいアルアクルとファクルの関係性に癒やされるというところが魅力なのではないかと思います。
最終巻にかけては、おそらく漫画オリジナルのエピソードで完結に向けて話が動いていくのですが、綺麗に落とし所を作ってエンディングへ、となるので、「思いの外、上手く畳んだなぁ」と感心したのでした。
都合が良すぎる感じもあるけれど、フィクションですから。最後にちゃんと笑顔になれた一作だったのでした。
まとめ
料理は美味しそうでしたが、ネーミングが「カトゥ丼」とか「トゥン汁」とか、微妙に本来の名前をモジッてるのが妙にくすぐったい作品でしたね(笑)
しれっと仲間入りするクナントカ(クリス)くんの、ファクルとの関係性が個人的に好きで、アルアクルに拒否されて喜ぶ変態、っていうところはまあよくあるキャラ付けなんだけど、おっさんのファクルの方とは普通に仲良く会話してるキャラなのが独特で良かったですね。
なんなら、クリスくんがファクルに惚れて、ハーレム(?)的な展開も見てみたかったな、なんて妄想したささざめでした。
