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思い出の映画でした
GWの連休2日目。といいつつ、まあ多少働いているんですが、いつものようには張り詰めていなくて、前から見ようと思っていた映画を見てみることに。
それで見たのが上海魚人伝説。金田一少年の事件簿のドラマといえば、やっぱり堂本剛、って思っちゃう世代の私。ビデオで何度も見た作品です。
ドラマの金田一、私のホラー体験の入口なんだと思うんですよね。ゾクッとくる演出が一杯あって。
上海魚人伝説もそうで、水中が真っ赤に染まって死体が登場するシーンとか、ハジメちゃんが怪人に追い回されるシーンとか、割とトラウマ寄り。
ただ、とにかく面白かった、っていう印象が強くて、内容はもうすっかりおぼろげ。というわけで、十年の時を経て、改めて観てみることに。
あのときは気づかなかったんですが、この頃からすでに堤幸彦節が炸裂してますよね。雑多なのにビビッドな画が、現実性と非現実性の両面を保ってる。舞台が上海だから自然とそうなってる部分もあるんだろうけれど(笑)
もちろん、子供の頃観ているときは監督やら演出やらに興味なんてないわけですが、この後に好きになるTRICK、ケイゾク、SPEC等で、もろに堤幸彦にハマった身としては、実はルーツがここにあったんだなと改めて思わされます。
ストーリーの方は、なんとなく覚えていて、観始めるとそうかこういう展開だったなぁと。覚えてないといいつつ、意外と残っているもんですね。
金田一らしく、とにかく重い。そりゃ死んで当然だろうという被害者たち。救えないですね。
恐怖度で言えば、やはりおとなになってかなり半減。あの頃は、ただの雑技団シーンですら恐怖の対象だったんですが、今見るとどこかこじんまりとした劇場で、小さいショーだったんだなと。果たしてこの公演で儲かるのか?と疑問にすら思えてくる感じですね。
物語的に、金田一少年と、現地の中国人青年との友情物語的になっていくのが熱かった。
諦めかけるハジメちゃんを奮い立たせるのが、青年との約束なんですよね。美雪の言葉もあるけれど、男同士の友情がクローズアップされてていいな、って思っちゃいました。
最後がまたとにかくビターでね。でも、悲劇にはなりすぎなくて、希望を持たせて終わる。良く出来た話でした。
ただまあ、オトナになってから観ると、さすがにツッコミどころが多すぎる感じはありますね。上海警察が優しすぎるよ、と(笑) 容疑者の逃走幇助した時点で、即投獄間違いないでしょう。
なんだかんだで何度も推理を聴いてくれるし。
エンディングはキッチリ「金田一少年の事件簿」という作品の一つの区切りを表すものになっていて、これまた良かったですね。感動的。
やっぱ堂本剛のハジメちゃんは良いよ。かっこいい。かっこよすぎないかっこよさっていうか。
あの鼻の下を伸ばす感じとか、普段は頼りないのに、いざという時は百人力、みたいなところがたまらないんですわ。もう皆言ってることでしょうけど、改めてそう思いました。
時間が許せば、ドラマ版も改めてみたいなぁと思っているささざめでした。