ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

【漫画】気づけば触手が好きになる『触手と社畜のアットホームな関係(全2巻)』の感想

天津 いまる著。『触手と社畜のアットホームな関係』を読んだので、感想・レビューを書きます。

紹介/感想

全国3000万の社畜の皆さん、こんばんは。ささざめです。

社畜という言葉がすっかり世間に定着してからもうずいぶんと時間がたったように思いますが、漫画でもこのワードをよく見かけます。

パッと思いつくだけでも、「いきのこれ! 社畜ちゃん」「異世界の沙汰は社畜次第」「ホストと社畜」なんて作品が挙げられるところですが、そんな社畜漫画の中でも異色すぎるタイトルが目を引いたのが今日の漫画、「触手と社畜のアットホームな関係」。

しょくしゅ、しゃちく、しょくしゅ、しゃちく。なんとなく響きが似ているからなんでしょうか……?


さて、実際の漫画の中身ですが、タイトルと同じく、なかなかのぶっ飛び具合。

ブラック企業に務める限界黒髪社畜サラリーマンが、ある夜、自宅の隣室のドアポストから飛び出た「触手(どうみてもタコ足)」に心奪われ、最愛のペットとして慈しむという趣旨で展開していきます。

不幸属性持ちな感じのくたびれサラリーマン主人公が癒やされていくという展開で、ある意味「世話やきキツネの仙狐さん」的な漫画なのかなとも思うんですが、やはりあまりにも異質な触手が気になる。ちゃんとネトネトだし、触手の根本もほぼ出てこないし、ちょこっと出たこともあるけどめちゃ恐怖の異形だし……。

でも、読み進めていくとね、変わるんですよね。意識。2巻目に差し掛かる頃にはもうなんか触手可愛くなっちゃってましたよ。

触手の元は思わぬテーマだった

てっきり、ワンアイデアのほのぼのコメディ漫画かと思ったのですが、そもそもこの触手、まさかの「クトゥルフ神話TRPG」ベースの物語でした。

というわけで、2巻なんかは、もうとんでもないスケールの物語に発展していって、ちょっとした難解バトル漫画みたいな展開も。

まあ正直に言うと、めちゃ急展開なんですが、2巻完結ですからね。そこはいたしかたなし。

というより、2巻でわりとしっかり諸々回収して、キレイに終わるのでとても優秀な漫画だと思いました。果たして、触手と社畜の運命やいかに。

まとめ

全2巻でサクッと読める作品ですが、記憶にビシッと残る漫画でした。

普通のカワイイにはもう飽きたよという方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょう。