ささざめブログ

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【漫画】みんなで女の子になろう!『おんなのこのけんをてにいれた(第1巻)』の感想

福岡太朗 著。『おんなのこのけんをてにいれた』を読んだので、感想・レビューを書きます。

紹介/感想

あなたの福岡太朗はどこから? 私は、架空の妻日記から――

というわけで、一部からカルト的な人気がある(と、個人的に勝手に思っている)天才(異才)、福岡太朗先生から、性癖全開の最新作・『おんなのこのけんをてにいれた』の単行本が発売されたので、早速購入したので、その感想を綴ります。

前作・初恋転生ニアデスゴッデスでは、とにかく可愛いキャラクターのバイオレンスラブコメが描かれていましたが、そのときは氏の性癖がやや抑えめに表現されていた印象。一方今作はというと、描きたいものが全力で描かれたような印象で、はっきり言って最高。福岡太朗ファンなら絶対に買いの一冊になっています。(直接的な描写ではないけれど、結構エッチなので注意が必要かもしれない)


本作のテーマは「TS百合ギャグラブコメ」。近年では『お兄ちゃんはおしまい!』のヒットが代表されるこのジャンルに、また強く輝く一番星が浮かび上がったというわけです。

魔王を打ち倒すべく、願いを叶えてくれるという聖剣を引き抜いたら、おんなのこの体になってしまった勇者。次々につながる女体化の連鎖。果たして勇者はもとのからだに戻れるのか!(戻る気があるのか!)

もうね、とにかく全てが可愛いです。直接描写こそないものの、しっかりエッチなこともやってます。偉い。偉すぎる。そもそも男の子の姿のときも可愛いけれど、おんなのこになるとより可愛い。

勇者に重い・狂った愛情をぶつけてくる幼馴染賢者のヒカリはこわ・可愛いし、やらしい展開を生み出すトラブルメーカー的な役割まで果たしてくれる立役者。

その他、聖剣やら魔王やら、果ては「ぶひゃひゃひゃ」なんて笑う汚いおじさんまで可愛い。福岡太朗先生のかわいい女の子がこれでもかと浴びられる一作に仕上がっているのでした。

描き下ろしはますます性癖が爆発

描き下ろし漫画が12Pほどついてくるのですが、これがまた性癖が壊れる内容。

TSに猫耳にサキュバスに、さらに……。コレより先は自分の目で確かめてみていただきたい。

なんにせよ、福岡太朗ファンなら絶対に"買い"な一冊でした。

まとめ

とにかく可愛いを大量に浴びることができる一冊だったわけですが、なんと本作、ASMR作品まで派生して作られているらしいです。

さらに、ジャンプラで連載されていた旧作・純情戦隊ヴァージニアスの紙版も出るんだとか。

福岡太朗の波が完全に来ていますね。乗るしかない、このビッグウェーブに。

というわけで、ちょっとエッチだけどとってもオススメな一作でした。