
クソダサ邦題にも色々
もう今は運用していないんですが、私は映画鑑賞の記録をつける専用のTwitterアカウントを持っています。
ノック 終末の訪問者 (2023)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2024年11月17日
余暇をキャビンで幸せに過ごす家族のもとに、武装した4人の来訪者が……
シャマラン監督作、サスペンススリラー。設定に現代性を感じさせられつつも、何が真実なのかという疑念と緊張感は流石!
恐らく設定的に終末論がベースにあって日本人的にはピンと来ないところも pic.twitter.com/FJOmneOOUD
久々に覗くと、フォロワー数1500人とかいてビックリしちゃったんですが、この界隈は相互フォローとかでめちゃくちゃかさ増しされるので、基本ソレですね(笑)
で、このアカウントで何度か投稿していたのが、「 #クソダサ邦題 」というタグで投稿する、ヘンテコな邦題の映画の紹介。今日はソレについての記事になります。
海外のエンタメ作品が日本にやってきたときにつけられる「邦題」。その中には、とんでもなくダッサイタイトルになってしまっているものが、多数存在しています。
この「クソダサ邦題」という概念自体は昔から言われているもので、私以外にもこのワードを使って映画を評している人が複数見受けられるのですが、定着はしていない感じ。
というので、せっかくだったら流行ればいいなぁと、積極的にこの #クソダサ邦題 というタグをつけていた時期があったんですが、途中でやめてしまったんですね。まあ基本、クソダサ、なんてつけてるから批判のスタイルになっちゃいますし。
ただ、邦題がダサい、というか、変というだけで、映画自体は悪くないだろうというケースも多いんですよね。ここで少し定義を考えたいと思うのですが、そもそもクソダサ邦題というのにも、3つほどのパターンがあると思っています。
まず1つは、「シンプルダサ」。なんかめっちゃ変なこと言ってるとか、ヘンテコなワードを使ってるパターンがこれです。
2つ目は、「悪質模倣ダサ」。このパターンが実はかなりあって、ヒット映画をパクって変なタイトルとかニセタイトルにしてるパターン。
3つ目は、「嘘つきダサ」。2つ目のパターンと似ていますが、売るためだけなら何しても良いんか、っていうくらいの、映画の中身が反映されていない謎邦題がついているケース。
今日は、そんな、3つの類型を元に、私の思うクソダサ邦題を紹介してみたいと思います。
で、紹介に入る前に一つ訂正しておきたいのですが、以前の私は、割とこのクソダサ邦題に対して、怒りがあったんですよ。
元の原題を壊して、変な邦題をつけることが作品を冒涜しているようで許せない!的な感覚が少しありました。
でも、やっぱり邦題をつけている人もまた人間なわけだし、そんなタイトルをつけるのにもやっぱりビジネス的な理由があるわけですから、無闇矢鱈に叩くのも良くないかなぁとも思うんですね。
なので、「クソダサ」なんていうワードこそ使っていますが、まあ変なタイトルでも笑い飛ばすくらいの感覚で読んでいただけたらと思っております。(エクスキューズおわり)
①シンプルクソダサ邦題
ジーサンズ はじめての強盗(原題:Going in style)
年老いた老人3人が銀行強盗をするというテーマの、クライムコメディ。
原題はGoing in styleなんていう洒落たタイトルだし、実は過去作も存在していて、そっちは「シルバーギャング」なんていうタイトルなのに、なぜかこれは「ジーサンズ」。あまりにもダサい。
実際に映画を見ると、年老いているからこそ上手く行かなかったり滑稽だったりするシーンはあれど、最後には華麗に終わりを迎えるし、なにより主演の3人がとにかくカッコイイので、あきらかに邦題が足を引っ張っていると思う。
別件だが、この邦題には色々と疑問があって、ソレだけで記事を書いたりもした。人生の中で記憶に残るダサ邦題なのである。
ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則(原題:The Big Bang Theory)
映画ではなく、ドラマシリーズ。内容は超名作なのだが、これも、邦題が圧倒的にダサいと思う。
フルハウスや、フレンズに連なるシットコムシリーズなのだが、この作品だけ異常に邦題がダサい。
真ん中の★がまずやばいし、後ろの「ギークなボクらの恋愛法則」がまた寒気がするほどダサい。
普通に「ビッグバン・セオリー」で良かったと思っている。
なんちゃって家族(原題:We're the Millers)
ある目的のために、見ず知らずの4人が「ミラー家」になりすますというファミリー・コメディ。
たしかに、原題そのままだと日本人には伝わりそうか、というところで、「なんちゃって家族」というタイトルはかなり落とし所としてセンスが良い気がしていて、嫌いではないです。
ただ、やっぱり「なんちゃって家族」っていう語感がダサすぎるよね、と。まあオバカコメディなので、問題ないっちゃぁないんですが(笑)
②悪質模倣クソダサ邦題
バス男(原題:Napoleon Dynamite)
最も有名なクソダサ邦題の一つ、バス男。言わずもがな「電車男」のパクリです。
あまりにもひどいので、後に、原題を踏襲した「ナポレオン・ダイナマイト」に改題しているらしいです。
このカテゴリーはこんな感じで、とりあえず売れてる映画のタイトルに合わせればいいだろ!っていうエゴが見え透けていて、基本的に擁護不可です。本当に叩かれるべきクソダサ邦題はこれ。
アルマゲドンシリーズ
この記事を読んでもらえれば、なにを言いたいかわかると思います。
あまりにもひどい。全部アルマゲドン関係ないですからね。
ザ・ボーイ 絶望少年(原題:The Orphanage)
原題は「孤児院」の意味。これは何をパクっているかというと、「ザ・ボーイ 人形少年の館(原題:The Boy)」をパクっています。
タイトルはパクってるし、内容は面白くないしで、いいとこなしの映画だった記憶があります。
イヌゲーム(原題:Like Dogs)
業が深い。完全に「イカゲーム」のパクリである。ロゴもそれっぽく模してるのが更に汚い印象を強くする。
ちなみに、内容は全くイカゲームっぽさはないので、一体どこから引っ張ってきたアイデアなのかと担当者を問い詰めたくなる。
ちなみに、タコゲームというのもある。こっちはそもそもイカゲームの完全パクリだし、原題も「The OctoGames」。
③嘘つきクソダサ邦題
ベイマックス(原題:Big Hero 6)
これを「クソダサ」と呼称するのは、問題になる気もするのですが、やはり言わずにはいられないタイトル。
もともとはヒーローアクションものなんですが、感動もの路線で、「ベイマックス」の方をタイトルに持ってきて、宣伝の仕方もそっちにしたら大成功。
やり方は汚いけれども、認めざるを得ないというパターンですね。あっぱれ。
ゼロ・グラビティ(原題:Gravity)
なぜゼロをつけた!と、担当者の肩を揺さぶりたくなる作品。
「Gravity」がタイトルであることに意味がある作品なので、流石に良くないと思う。
ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー(原題:Baskin)
トルコ映画か、よし、「ケバブ」ってつけとけ!
という安直な発想が見え透ける。ひどい。
ザ・キャビン 監禁デスゲーム (原題:Weekend)
とりあえず言えることは、デスゲームではないということ。
ちなみに「ザ・キャビン」の部分はキャビン・イン・ザ・ウッズをパクっているのだと思います。
関係ないんですが、このキャビン・イン・ザ・ウッズ関連の話はちょっとおもしろくて、日本では「キャビン」というタイトルで、原題が「The Cabin in the Woods」。多分、「キャビン・イン・ザ・ウッズ」だとダサいと考えたんでしょうかね。日本のほうがシンプルになるというちょっとめずらしいパターン。
で、それがパクられて「ザ・キャビン」という。
まとめ
タイトルというのは、ある意味ではその作品の魂であり、根幹の部分でもあるはずなのですが、それが海を渡ると、多くの人に届くためには改変されるのもやむを得ないのだと思います。
原題のままカタカナにして上手くハマるケースもあれば、それじゃあ伝わらないよね、ということでなんとか上手いものをひねり出しているというケースも多いのでしょう。
というわけで、「ダサイ!」とバカにすることは簡単なのですが、その背景まで含めて、苦難があったのだろうなぁと楽しめると良いのではないかと思っているのでした。
まあ、私は、既存作品をパクってるタイトルや、売るためだけに嘘をついてるケースには否定的なんですが(笑)
よく言われる「元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話」とか、嘘もついてないしインパクトもあるしでダサイけど好きです。まあ、後に改題されて「元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件」に変わってるんですが(どっちも一緒じゃね?と思ってます)。
皆さんの思う、オススメのクソダサ邦題があれば、コメントで教えて下さい! それではまた……。