『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました (2022)』をイッキ観した感想を書く。
全編、かなり安定感があって面白い、気持ちいいアニメだった。おすすめできる作品！
・公式あらすじ
「君との婚約は破棄させてもらう」
きらびやかな夜会で突然放たれた婚約破棄の言葉。
アイリーン・ローレン・ドートリシュはそのショックで前世の記憶を取り戻し、現状を把握した。
ここは、前世でハマった乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の中。
自分はゲームのヒロインの恋路を邪魔する、悪役令嬢・アイリーンであることを！前世の記憶だと、アイリーンのこの先は雑な死に方をする破滅ルートだけ。
破滅フラグの起点であるラスボスの魔王・クロードを攻略して恋人にしてしまえば、フラグが回避できるかもしれない！そう考えたアイリーンは、美しき魔王に宣言する。
「結婚していただきたいの！」
一発逆転、幸せを掴み取るための
アイリーンの旅が始まる――。
あらすじ的には、よくある悪役令嬢転生ものだけど、ストレスなく最後まで爽快に楽しめる作品だと思った！
以下は箇条書き的につづる感想。
OPが癖になるしEDはなかなかおしゃれ。絵もよく動くし。歌うのが難しい感じの曲は最近のトレンドを抑えてる感じなのかなｗ
魔王チームの3人とか、森本レオみたいなクールなドS親父とか、杉田カラスとか、フェンリルとか、いちいち可愛い。あと福山潤が福山潤すぎるｗ
楽しいキャラクターが多くて、主人公も竹を割ったような性格系のキャラクターだから、気持ちよく見れる。
優秀な参謀キャラが2人、魔王側のキース（福山潤）と、主人公側のアイザック（内田雄馬）、がいるのも結構珍しい気がする。ストーリーの流れ的に、乙女ゲームの1、2、1ファンディスクのキャラクターがそれぞれ出てくるという話になってくるので、人物が多いのも納得だが。
ゲーム主人公のCV花澤香菜であまりに可愛い。ちょっと良い子な感じだし。これで何で王子を寝取れたのかｗ→と思ったら3話でとんだ腹黒サイコパスクソ女だったことがわかる……CV補正はすごいな……。この女、底が知れない！
全編通して、とにかく魔王様がキュートなので推せる。こういう令嬢ものとかは、ちゃんと少女漫画的に甘々でいるのが正しいと思う。
4話の時点でもう魔王と婚約。展開が色々早い
5話から急展開。男装学園生活編になる。ゲームの第二作のストーリーが始まったという設定。普通のアニメ展開でいえば、1-4話だけで1クール、5話以降の話でもう1クールやれそうなもんだけど、原作からこのスピード感なのかな？→とおもったら、9話からまたさらにもう一展開。ゲーム主人公がラスボスとして覚醒するという感じ。こえ～。
学園編で出てきたアヒルの着ぐるみはひとつのアクセントとして生きている。こういう良いクセが作品を豊かにするよなぁ。その世界ではなぜか可愛いとされているモチーフなのかな、みたいなｗ
展開にスピード感がかなりあり、無駄なシーンをかなりそぎ落としているような印象。そんな中で行われる魔物ダンスのシーンはなかなか好印象だがｗ
24話に引き伸ばしてやってもよかったんじゃないかと思える作品だったが、このスピード感だからこそ良いと思えるのかもしれない。
原作的にどこまで消化済みなのかわからないけれど、もし続きがあればまた観たい作品の一つだ。
