原作:牛帝/作画:紙魚丸のちょっと(?)エッチな、超絶性癖漫画を読んだので感想・レビューを書きます。
R-18というわけではないですが、そういう話題なので、苦手な方はご容赦ください。
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紹介・感想
オタクくんシリーズや、中年男子の日常で人気の牛帝先生と、ヤンジャンでは惰性67パーセントという神漫画を連載しつつ、同名義でとんでもなくとんでもないエロ漫画を精力的書き続けている紙魚丸先生の夢のコラボ。
オタクくん・神敗兵が、色んな異種族お姉さんたちに、翻弄され性癖が歪められまくっていくという一冊で、私はもうこの著者の組み合わせとエッチな表紙で、気づいたら購入ボタンを押してしまっていました。恐ろしい。恐ろしいよ。
そして、大満足の作品でした。読み終えたとき、ありがとう、と感謝の声が漏れ出ました。
敗兵くんになりたい
第一話から、「エルフ・黒ギャル・ババア・人妻」属性という、果たして成立しているのかどうかも判断しかねるほどのお姉さんが登場。
そ、その、お手手洗いっこってなんですか!? どこにいったらやってもらえるんですか!!と脳内で敗兵くんを問い詰めることになります。
そんな感じで、各話毎回、色んな属性のお姉さんが登場して、敗兵くんを翻弄。毎回、色んな形に性癖が歪められていくオタクくんは、どう考えてももう社会生活がまともに送れないだろう、という感じなんですが、あとがきによると各話パラレルワールド設定らしく、問題ない様子。そりゃそうか。
第二話では、まんまる黒目の少年が虫刺されの薬を局部に塗り「ポカポカあったかくて気持ちいい!!」なんておバカなことをいっていたらクマに襲われ、色々あってオーガムキムキお姉さんに助けてもらい、お風呂に一緒に入るという、字面にすると全く意味がわからない展開。
紙魚丸先生の書く、少年版オタクくんがやけに可愛くて、悔しいけど許せちゃう回でした。いやでもやっぱり変わってほしいというか、僕の幼少期になぜ同じ思い出がないんだと……。
第三話のTS属性持ち甘エビ族もたまらないのですが、個人的なイチオシは、第四話のオタク丸メガネサキュバスさん。
サキュバスなんて、そういう漫画では最頻出の属性で、「搾精行為をしたことがないサキュバス」みたいなのってもはや必修科目なくらいだと思うんですが、彼女にはオタク・メガネ属性が乗っかってきます。紙魚丸の描くメガネ女が、良くないわけがないんですよね。
惰性の吉澤が好きだった読者は今すぐこの本を買って彼女に出会うべき。そう思います。
あとがきで、紙魚丸先生がこのコについて、「メガネは取らないほうが絶対良いって!」と言っていて、「俺、先生に一生ついていきます」と心から思いました。
まとめ
『異種族レビュアーズ』『世界を救うために亜人と朝チュンできますか?』という、(個人的な)二大性癖歪ませ異種族娘ちょいエロギャグマンガが私のお気に入りなのですが、その並びに新たに加わる作品となりました。
その他にも、亜人娘系の作品は古今東西色々ありますが、その中でも本作は、オタク君が等身大で感情移入しやすくて、いつも以上に「おいそこ代われ!」という感情が爆発する一冊に仕上がっていた気がします。
ちなみに、巻末には牛帝先生のネームまで大放出してるので、ファンは必見です。お得。