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【漫画】甘々もモフモフも加速中『悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~』(第7巻)の感想

星彼方原作、水辺チカ著『悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~』(第7巻)を紹介/レビュー。

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前回の感想

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紹介/感想

禁忌とされる「魔食」を好む主人公・悪食令嬢のメルフィエラと、狂血公爵と人々から恐れられる血濡れで気高きガルブレイス公爵様の二人を中心に描かれるファンタジー作品の第7巻。

今巻では、ガルブレイス公爵領へたどり着いたメルフィエラが、公爵様の妃として、「姫様」と呼ばれるにも少しずつが板がついてきたかというところから、公爵領へとやってくる危機に立ち向かう戦いまでが描かれる。

前巻までに登場した天狼の仔が引き続き大活躍で、読んでいるだけで頬が緩む可愛さを満点に発揮しながら、その横ではメルフィエラと公爵様の甘々空間が作られる。城のピンチに自らの危険を顧みず立ち向かう公爵様と、自分にもなにか出来ることをと模索し、才能を遺憾なく発揮する主人公のコンビネーションも炸裂と、見逃せないシーンが満載の一冊だ。

新たに登場した天狼の親と思われる大きな獣も、かっこよさを維持しながらも、作品のモフモフ要素を補強。ラストには「このあとどうなっちゃうのー!」と強い引きを残して次巻へとバトンタッチ。

なんともニクいが、もう既に次巻が待ち遠しい一冊だ。

今巻の見どころ

先述の通り、メルフィエラと公爵様の甘々空間は甘々系ラブコメ好きなら見逃せないところだろう。新たにおろした、公爵様が用意したというドレスがなんとも美しく、もうすっかりお姫様感満載な主人公。そんな彼女から「お揃い……みたいですね!」なんて言われて顔を真赤にする公爵様なんてもう可愛いが過ぎるだろう。

また、個人的に最押しキャラのひとり、姫の侍女兼護衛騎士のリリアンと、天狼の仔とのコンビネーションもかなり楽しい一冊。リリアンがする命令に元気に返事する天狼や、二人して追いかけっこのようなことをしているシーンなど、もうどっちも可愛すぎる。どっちもワンちゃん感があって頭を撫で回したくなる可愛さが必見だ。

可愛いついでに、今作で新たに登場した魔物(害獣?)・モルソという、モグラ型の生き物がまた可愛らしくて癒やされた。笑顔で捌き方をレクチャーするシーンはさすが悪食令嬢といったところでちょっと笑えるが、そのコマの上下で公爵様の手の中で良いようにされているモルソがまたたまらない。

まとめ

メルフィエラも姫様として城に馴染んできただろうかという一冊。

物語としては強い引きを残しつつも、甘々具合もモフモフ具合もどんどん加速していく見どころが多い回になっている。是非オススメな作品だ。