2024/6/7発売の魔入間38巻と魔主役18巻の感想です。ネタバレ注意!
前巻の感想
魔入りました!入間くん 38巻
ダークでかっこいい表紙が見どころですね! そして、ここに来て新キャラ2人も登場し、心震える展開が。こりゃ傑作巻でした。
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前巻、二年目の師団披露(バトラパーティ)波乱の幕開けを予感させたところの続きから。完全なる人員不足を、魔具研一同どうやって乗り切るのか、読み始める前からワクワクの巻です。
どうやらこの師団披露では「魔界の芸術家」が一つのテーマになっているらしく、新キャラとしてヴィネ・ギャルソンくんの実の姉で美術師団に所属する二年生の女の子、ヴィネ・マーニーが初登場。
ちんまいくて、自信なさげで、なんだかとっても感情移入してしまいそうな感じのキャラクターが登場し、彼女の内情がかなり表現されます。新キャラなのに、親近感がえぐい(笑)。あと、デザインにちょこっとスプラトゥーンを感じます。可愛いです。
そしてもうひとりの新キャラクターで、今回の表紙も飾った、天才であり超問題児でもある5年生ビーム先輩も登場。
初登場シーン、完全に真っ黒なモップにしか見えない謎の物体なのですが、動き出すと悪魔らしいビジュアルでデカくて怖い。そしてあの性格。もう出てきて速攻好きになっちゃいました。西修先生はほんとキャラクター作りが上手い。
マーニーの視点でイルマ軍の面々が描かれるのですが、もうキラキラが半端じゃない。沈んでいる彼女の視点から描かれているからなのか、普段の1.8倍増しくらいキラキラしている入間が楽しめます。そりゃあ人をたらしこみハーレムも形成されますわという納得。
一方その頃という感じで、アズアズ&クララコンビは、助力を求めて睡眠王子のアガレスくんのところへ。問題児クラスの友情が見られる優しい展開が楽しめます。アガレスくんファンは必見。
全知全能扇子でおなじみのゼゼくんの兄、ゼパル・ゾウイというキャラも新登場。魔界でも屈指の人気小説家という彼もまた、芸術家としての凄みを見せつけます。
ビーム、ゼパルと、芸術家の真骨頂みたいなかっこよさを見せつけられて、痺れる展開です。
何がいいって、彼らの言葉を聞いているときのシルビアの表情が最高なんですよ。感動と興奮というのか、言葉ではうまく表現できない絶妙な表情。たまりません!
龍とカメレオン読んでるみたいな熱さを少し感じてしまいました。魔入間は作品の幅がスゴいなぁ。
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今巻終盤は、ビーム先輩とシルヴィアの独壇場。はっきり言って、泣きました。
この巻に登場したばかりのキャラに、これだけ心を動かされるなんて思いもしませんでした。もうとにかく読むべし。
そして最後にはシルヴィアの熱い決意が見せられ次巻へ続きます。いや、待てないよ! 楽しみすぎる!!
魔界の主役は我々だ! 18巻
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前回は魔入間と同時刊行がなかった魔主役。なんだか久しぶりな感じです。
魔入間と比べてポップで楽しい表紙な18巻。冒頭は、チーノ先輩の鳥系使い魔・ペペロンくんが主人公のエピソードから。
開幕の妄想から、見覚えがありすぎるまんまる使い魔が登場して、ニヤニヤ楽しめるお話です。本編キャラが多数登場してサービス満点でした(笑)
話は、魔入間本編で大盛りあがりだった音楽祭のエピソードへ突入。
しかし、本編とはとんでもない温度差のある内容でこれまた笑みがこぼれます。ショッピとチーノの考える至高の音楽パフォーマンス、たまりません(笑)
一方その頃シャオロンたちは、どうみてもオタマトーンです本当にありがとうございました、なアクマトーンを駆使して大暴れ。バカですね~。
音楽祭までもう間もなくという状況でも相変わらずなエピソードが続きます。2倍に膨れ上がったチーノ先輩たちと、1/2に収縮したトントンがぶつかり合ったり、ウツ先生が宿題を出すか出さないかだけで1話が作られたり(いや、何だこの話、と思いましたw)。
いよいよ音楽祭まで一ヶ月というところで、なぜかMSSPまで登場しカオス。この作品の元になってるグループ「◯◯の主役は我々だ」さんのことは正直あまり存じ上げないのですが、急に知ってる名前がでてくると困惑しちゃいますねw
そんなMSSP大活躍なお話、ニコニコがサイバー攻撃のせいで大変なことになっている今の状況で読むとちょっと感慨深さ(?)がありました。
終盤は、シャオロンがトントンと遊べなかったので代わりに使い魔のトンと遊んで仲良くなるという、心温まるエピソードと、シャオロンの使い魔召喚のエピソードが。
ギャグっぽい世界の中ではありますが、ちょっとずつ成長していくシャオロンは、なんだかずっと応援したくなるようなキャラクターで、やっぱりここは魔入間の世界なんだなぁなんて思ったりするのでした。
それにしてもバンビタン。可愛いような可愛くないような……絶妙なバランスですごいですw
まとめ
以上、魔入間38巻と魔主役18巻の感想でした。どっちも終盤は心が熱くなるような展開で大満足でしたね~。早く続きが読みたいですね!