2024/2/7発売の魔入間36巻と魔主役17巻の感想です。ネタバレ注意!
前巻の感想
魔入りました!入間くん 36巻
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前巻ラストで、大頭領との邂逅やバチコの決意(泣ける)を見た続きから。
ようやく決まった魔界トップ13冠の動き。まだ裏、心の奥底では野望や黒いものが渦巻いているのだろうが、ひとまずは落ち着いたというところだろうか。
入間(読者も含めて)が思っている以上に、どうやら凄いことをやり遂げたらしく、喜ぶサリバンや、驚いてるアメリパパの視線が気持ちいい。
そして、任命の瞬間。バチコの表情だけで語る1コマでじーんと来る。真一文字に結んだ口が愛おしい。バチコ―‼
そのあとは打って変わって日常回。入間くんリードとソイの「僕同盟」で魔界のゲーセンに遊びに来たという心温まる回。
ほんわか話かと思いきや終盤は悪魔らしい展開に。あれ、これ、魔主役読んでたんだっけ?と笑えて来る内容で、シリアスとの温度差が凄い。楽しい。
さらにその後は、クララ開催女子会回。ナフラさん(ぎょーちゃん)もいるじゃないか!可愛いよ!もっと登場してくれ!と心の声が溢れ出ながらも読み進めると、カルエゴ先生にご執心なモモノキ先生の過去が明かされる話に。前髪があった頃の新任モモノキ先生が可愛いし、その前髪にちゃんとドラマがあって普通に話が上手い。
カルエゴ卿とバラム先生が相変わらずいい仕事をするし、カルエゴのノートがもうとにかく仕事の出来る男を演出するので、隅から隅まで読んでほしい。
そして319話はそんなカルエゴの悪周期回。下ろした髪の毛、黒いTシャツ姿に荒れ果てた部屋。そこにやってくるバラム先生。おいおい、腐女子たちを殺す気か?と心配になるほどのサービスが続く。
バラム先生とカルエゴ先生の密談。疑念と決意。ここで髪をまたかき上げるカルエゴ。前の回でのモモノキ先生の決意のシーンと完全にかかっていて、より際立つかっこよさの演出が素晴らしい。やっぱ、裏の主人公なんだよなこの人(入間くんは実質全員主人公みたいな良さがあるけれど、カルエゴは特にそう感じさせられるくらいカッコいい)。
この巻ラストを飾るのは、ここにきて「海」回。新13冠(と候補)も登場して、ここからまた新たなうねりが生まれそうなところで次巻へ続くのだった。
魔界の主役は我々だ! 17巻
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可愛い(?)使い魔たちがボールで使い魔同士の交流をするアニマル回からスタート。とにかく可愛い。癒やしの回。
そしてその後は主たちがボールで遊ぶ「ホームランダービー」回。もうギリギリだよ!とツッコミたくなるビジュアルと、いつもの暴走ギャグ連続という感じで、いつもどおりの魔主役な感じ。しかも二本立て。なんでw でも最後のチーノ兄貴、通称チニキがかっこよかったので良しと…いや別に良しとしませんね。
中盤には、シャオロンとプルシェンコ先生の特訓回が。シャオロンの主人公力がどんどん上がっていく……。タンクとかヒーラーとかいうワードには魔主役を感じずにはいられないけれどw
そして、こちらも本編と同様「海」回がスタート(時系列的にはこっちのほうが随分先だろうけど)。
ゾムの裏切り…というかほぼシャオロンが悪い(せめて交通費は出してやれよ!)よなと思いながらも、それぞれのカッコいいところも楽しめる海賊回に。
トントンがかっこいい!と思った矢先に沈む船に「私たちが沈めました」と生産者コメントつけてるのがまたこの作品らしくて笑える一瞬だった。
新たなキャラクターも登場して、まだまだ目が離せないなと思わせながら次巻へ続く。