ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

【2024年1月前半】最近見た映画をざっくり振り返る(100日間生きたワニ/デス・レター/#マンホール/ヴィーガンズ・ハム/他)

最近見た映画を、面白かったものも面白くなかったものも、ざっくり振り返ります。

100日間生きたワニ (2021)

思いのほか悪くなかった100ワニ映画版。でも、絶賛するような内容ではない。作品の空気観というか、方向性としては完全に成功してるんだけれども、結局あの炎上騒ぎがあったせいで、なにやっても悪い方にしか作用しなかったのかなぁと感じちゃう。

単体のアニメーション映画としてみれば、儚さがある青春映画という感じで、悪くない映画だと評したい一作。

デス・レター 呪いの手紙 (2017)

あんまり見たことがない、ロシアンホラームービー。しかも、結構優しいホラーというか、入門編な感じでだれでもあっさり楽しめる感じ。

サスペンス要素は殆ど回収されないので、雰囲気ホラー。映像がきれいだし、個人的には好き。

#マンホール (2023)

アイドル映画とみせかけて、かなり気合の入ったワンシチュエーションサスペンス。

終盤のシナリオがやや荒唐無稽だったり、主人公のムーブが理解できないところや、笑っちゃうくらい滅茶苦茶なシーン(ガス爆発)もあったりするので、マイナスがつけやすいのがもったいない。

全体で見れば、1シチュエーションかつ画面に映るのがほとんど主人公1人という縛られた撮影環境で、かなりのクオリティをたたき出していると思う。

ヴィーガンズ・ハム (2022)

ワンアイデア勝負ながら、かなり映画というパッケージとしての質が高いコメディホラー。

内容的には精肉店の夫婦がヴィーガンを屠殺するだけの映画なのだけれど、意外にもその皮肉はヴィーガン側にも、ヴィーガンを批判する側にも向いているような内容。かなり受け取り方次第という感じなので、うかつに人に勧めにくい。

ただ、面白い映画なのは間違いないので、こっそり楽しんでほしい一作。

哭悲/THE SADNESS (2021)

グロイ。とにかくそれに尽きる。

割とムカつくキャラクターばっかり出てくるのだけれど、やっぱりMVPはあのきしょきしょサラリーマンだろう。彼の存在感が映画の疾走感と狂気をドライブしていくという感じ。コクソンの國村隼みたいな。

彼が死んでしまってからはちょっと物足りないけれど、エンディングはなかなか性格が悪くて好き。

スレンダーマン 奴を見たら、終わり (2018)

これは面白くなかった。スレンダーマンである必要がないし、キャラクターの行動原理もよくわかんないし。

インシテミル 7日間のデス・ゲーム (2010)

藤原竜也といえばこれだよなぁ!というような演技が見れるインシテミル

やたらにキャストが豪華だし、閉鎖空間でのデスゲームという特殊空間の作られ方はなかなか悪くないけど、どうにもどこか滑稽に見える。

ヒロインは北大路欣也だな、と思った一作。あと、ラストシーンで、うわあああ!!◯億円が!!!と叫び声が出た。