最近見た映画を、面白かったものも面白くなかったものも、ざっくり振り返ります。
- 100日間生きたワニ (2021)
- デス・レター 呪いの手紙 (2017)
- #マンホール (2023)
- ヴィーガンズ・ハム (2022)
- 哭悲/THE SADNESS (2021)
- スレンダーマン 奴を見たら、終わり (2018)
- インシテミル 7日間のデス・ゲーム (2010)
100日間生きたワニ (2021)
100日間生きたワニ (2021)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月3日
記録的な熱狂からの大炎上で色々な意味で日本を沸かせた『100日後に死ぬワニ』の映画版
多数の低評価が渦巻くものの、意外と映画としては堅実な作りで、そこまで嫌な印象は受けなかった
地味で退屈さはあるけど、切なくて儚い青春が誠実に表現されてると思う pic.twitter.com/ylQuR29Tl7
思いのほか悪くなかった100ワニ映画版。でも、絶賛するような内容ではない。作品の空気観というか、方向性としては完全に成功してるんだけれども、結局あの炎上騒ぎがあったせいで、なにやっても悪い方にしか作用しなかったのかなぁと感じちゃう。
単体のアニメーション映画としてみれば、儚さがある青春映画という感じで、悪くない映画だと評したい一作。
デス・レター 呪いの手紙 (2017)
デス・レター 呪いの手紙 (2017)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月19日
ロシア映画。中身は意外と誠実なサスペンス・ファンタジー・ホラーな作り。
シナリオ的に不可解な点が置き去りにされ過ぎな感じは否めないけど、雰囲気は悪くなかった。
邦題とパッケージの売り文句がひどすぎるよw 原題訳は『封筒』なのに、邦題のB級C級感たるや pic.twitter.com/NTaFhmMeI5
あんまり見たことがない、ロシアンホラームービー。しかも、結構優しいホラーというか、入門編な感じでだれでもあっさり楽しめる感じ。
サスペンス要素は殆ど回収されないので、雰囲気ホラー。映像がきれいだし、個人的には好き。
#マンホール (2023)
#マンホール (2023)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月25日
今年の話題作。爽やかイケメン幸せ最高潮男が文字通りどん底に転落していく様を中島裕翔が好演するマンホール内ワンシチュエーションサスペンススリラー
そうはならんやろ!な所はめちゃあるけど、意外性があって最後まで見逃せない一作! pic.twitter.com/kGVYHN9Lzy
アイドル映画とみせかけて、かなり気合の入ったワンシチュエーションサスペンス。
終盤のシナリオがやや荒唐無稽だったり、主人公のムーブが理解できないところや、笑っちゃうくらい滅茶苦茶なシーン(ガス爆発)もあったりするので、マイナスがつけやすいのがもったいない。
全体で見れば、1シチュエーションかつ画面に映るのがほとんど主人公1人という縛られた撮影環境で、かなりのクオリティをたたき出していると思う。
ヴィーガンズ・ハム (2022)
ヴィーガンズ・ハム (2022)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月26日
「ヴィーガンの肉って美味しそうじゃない?」というクレイジーな発想だけで作られたであろうカニバリズムホラーコメディ
肉屋夫妻がノリノリで食肉生産していく様が、テンション高くて最高!
皮肉だらけでお勧めしにくいけど、画も劇伴も良いし、クオリティの高い映画! pic.twitter.com/4cTCJzXI0r
ワンアイデア勝負ながら、かなり映画というパッケージとしての質が高いコメディホラー。
内容的には精肉店の夫婦がヴィーガンを屠殺するだけの映画なのだけれど、意外にもその皮肉はヴィーガン側にも、ヴィーガンを批判する側にも向いているような内容。かなり受け取り方次第という感じなので、うかつに人に勧めにくい。
ただ、面白い映画なのは間違いないので、こっそり楽しんでほしい一作。
哭悲/THE SADNESS (2021)
哭悲/THE SADNESS (2021)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月27日
台湾発の大ヒットスプラッタホラー。人の心とかないんか?と言いたくなるようなアンモラルシーンの連発で、ゴア耐性ない人は絶対見ちゃダメ!な一作。
でも実は見せる所と見せない所のバランスが良くて、映画表現として優れてるとこも結構ある気が。気分は悪くなったけどw pic.twitter.com/K8vazRfuqq
グロイ。とにかくそれに尽きる。
割とムカつくキャラクターばっかり出てくるのだけれど、やっぱりMVPはあのきしょきしょサラリーマンだろう。彼の存在感が映画の疾走感と狂気をドライブしていくという感じ。コクソンの國村隼みたいな。
彼が死んでしまってからはちょっと物足りないけれど、エンディングはなかなか性格が悪くて好き。
スレンダーマン 奴を見たら、終わり (2018)
スレンダーマン 奴を見たら、終わり (2018)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月28日
2009年発祥のネット発怪物スレンダーマンを元にした映画
呪いの動画、呪いの解明を目指す少女たち、着実に近づく死
やってることは『リング』感が凄いんだけど、なんか全然楽しくなかったなぁ。もっと日常の中でじわじわ攻撃してきて欲しかった!残念作! pic.twitter.com/SQMx6NAzou
これは面白くなかった。スレンダーマンである必要がないし、キャラクターの行動原理もよくわかんないし。
インシテミル 7日間のデス・ゲーム (2010)
インシテミル 7日間のデス・ゲーム (2010)
— ささざめ@映画感想用🎞 (@isamiyariku) 2023年12月29日
豪華俳優集結、デスゲーム入門編!な一作
サスペンス・ミステリーに慣れてる人やデスゲームもの好きな人には、正直展開は読みやすいし物足りない気が
外側とか黒幕とか色々どうなってんの!とツッコミが溢れる。北大路欣也がヒロインと言っても過言ではない pic.twitter.com/aJ9bKiIY3X
藤原竜也といえばこれだよなぁ!というような演技が見れるインシテミル。
やたらにキャストが豪華だし、閉鎖空間でのデスゲームという特殊空間の作られ方はなかなか悪くないけど、どうにもどこか滑稽に見える。
ヒロインは北大路欣也だな、と思った一作。あと、ラストシーンで、うわあああ!!◯億円が!!!と叫び声が出た。