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【漫画】少女は聖女か生贄か『私を殺そうとした国でも救わなきゃダメですか?』(既刊2巻)の感想

踊る毒林檎原作、文月マロ漫画『私を殺そうとした国でも救わなきゃダメですか?』を紹介/レビュー。

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紹介/感想

物語は現代世界からスタート。薬剤師で28歳の主人公・藤花が、婚約者に婚約破棄を言い渡されたかと思ったら次の瞬間、婚約者を奪った悪女・天使(あまつか)とともにビルの屋上から転落するという壮絶な幕開けを迎える。

その後、場面は異世界へ。16歳の少女・リーゼロッテとなっていた主人公は前世の記憶を取り戻すのだが、そのとき眼の前にいたのはどうやら自分よりも先に転生しており、自身の継母となっていた天使(あまつか)だった。

初潮を迎えれば生贄にされてしまうというとんでもない運命を背負った主人公は、前世の薬剤師の記憶を活かして人々の病を治す、所謂「薬師モノ」「医療モノ」な要素もありつつ、主人公と継母、両サイドの複雑な闇が描かれる作品となっている。


冒頭では、継母の策略により、牢に囚われる身となるような展開もあり、民衆から罵詈雑言を投げかけられるシーンなど、かなりメンタル的にきつい展開が。

主人公の味方となるのは、義理の兄と、騎士のカーティス(どっちもイケメン)だけで、しかも1巻の展開ではちょっとどっちも信用しきれないというか、色々不安になる要素もあって、この先どうなっちゃうの!と心配が尽きない内容だ。

その後、新たな村での救命活動など、主人公が聖女として活躍して人々から感謝されるところや、継母側にもシビアで苦い過去があることが描写されており、今後みんなが幸せになっていく展開があるのだろうかとも考えられるところだ。

まとめ

既刊は2巻のみで、2巻の終りの部分もかなり気になる終わり方。このあとどうなっていくのか不安な状態。ただ、連載はかなりスローペースなようで、2022年に1・2巻発売後、3巻発売には今のところ至っていない。

てっきり、打ち切りとなってしまったのだろうかと勘ぐったのだが、どうやら今年1月にも連載の更新があったようで、そういうわけではないらしい。各社配信サイトにて連載中のようなので、最新の話が追いたい場合は要チェックだ。

漫画作画担当の文月マロ先生の作品は『しあわせ食堂の異世界ご飯』以来。そちらは本作と比べると、王子様との甘々展開が味わえる、比較的気楽に読める一作だ。