ささざめブログ

さめざめと語ります。日記、エッセイ、短編、感想、その他。

Ghostwire:Tokyoは渋谷の街並みと井上和彦を愛でるためのゲームだった

Ghostwire: Tokyo | Download and Buy Today - Epic Games Store

2023年10月現在、アマゾンのPrime Gamingにて無料配布中のGhostwire:Tokyo(ゴーストワイヤー トウキョウ)を紹介。

超話題作が無料配布!

 2022年、ベセスダより発売(開発はサイコブレイクTango Gameworks)された、超話題アクションアドベンチャーゲーム

 なんと今回、突然AmazonのPrime Gamingという特典で期間限定の無料配布がスタート。アマゾンプライム会員なら誰でも受け取ることが可能。プラットフォームはEpicなので、プレイにはEpicアカウントが必要。

(配布場所)

gaming.amazon.com

 

 PS5版をAmazonで買えば6700円もするのに、太っ腹にも程がある!(ちなみに、Steam版だとセール時わりと安くて2000円台とかだった気がする)

 初期のバイオハザードシリーズや、近年ではサイコブレイクシリーズなど、様々な大人気作を世に打ち出した三上真司氏がエグゼクティブプロデューサーとして手掛けられていて、圧倒的信頼に裏打ちされた作品である。
 発売当初は、その鮮烈なビジュアルからかなりの話題をかっさらっていった印象。当初の印象ではかなりホラーに特化した怖いゲームなのかと思っていたが、のちの評価ではオープンワールドアクションRPG的な要素も強く、ホラーゲームとしての側面はあまり評価をされていないように見受けられる。

 

トーキョー渋谷シティ観光が楽しい

 本作の魅力は、なんといっても歩いていて楽しませてくれる東京の街並みだ。私は関西の人間のため、実際の渋谷の風景とどれくらいマッチしているのかは不明だが、日本の都会の中を自由に飛び回り駆け回り暴れまわれるゲームで、非常に楽しむことができた。

 私にとっての渋谷といえば、428 〜封鎖された渋谷で〜なわけだが、その渋谷のイメージをかなり現代に塗り替えられた思いだ。

 ヘンテコな張り紙やごちゃついた路地裏、きれいなビルの裏手に回れば小汚いアパートがあったりと、うわ日本だわ!と納得の風景が広がっているのである。

 日本の街並みを味わえるゲームとして、真っ先に思い浮かぶのは、龍が如くシリーズであるが、あの新宿神室町とはまた違った日本を楽しむことが出来た。
 東京は怖い街である。

 

ゲーム体験としては不満も

 歩き回っているだけで楽しいゲームではあるのだが、やはりいくつかの不満もある。

 個人的に最初に気になったのは、サブクエストが単調すぎるところ。マーカーがついた所に行き、敵と戦って、元の場所に帰る。これの繰り返しになってしまっていて、面白みにかけると思った。

 また、渋谷に散りばめられた人間の霊魂を集めるという目的のため、街中を歩きながら霊視し続けるのだが、このあたりのプレイフィールがあまりよろしくない。TABキーをいちいち押して、オブジェクトの位置を確認したり、下やら上やら色んなところに視線をやったりと、結構疲れてしまうのだ。

 ただ、全体的に私としては目を瞑れる範囲ではあるかなと感じている。それ以上に、東京の街をパルクールが如く走り回り、空を滑空するのは楽しいものだ。

 

心霊バトルでバディが井上和彦って、最高でしょ!

 私がこのゲームを素晴らしいと思った一番のポイント、それは、バディ的なキャラクターKKのCVが井上和彦であることだ。

 大の夏目友人帳ファンの私は、心霊がテーマで、霊力の強いキャラクターの声が和彦さんって、そんなのもう斑じゃん!にゃんこ先生じゃん!!とテンションがバク上げだ。

 しかも、超かっこいい井上和彦を、プレイ中ずっと堪能できるのである。コンビニに入ったらタバコをねだる井上和彦でもうニヤニヤが止まらなかった。そうそうこういう男が似合うんだよこの人は。カカシ先生みたいなさ。

 私がまだプレイしている範囲では、面倒見が良いのか、自分勝手なのかわからない彼。主人公の中に取り憑いている彼の声が心から聞こえてくるそのゲームプレイは本当に楽しいのである。

 普段は英語音声、英語字幕でゲームを楽しむ私も、このゲームばかりは日本語で遊ばざるを得なかった。

立っているのがKK

まとめ

 その最初の印象とは裏腹に、ホラーというよりは、SFアクションという感の強い本作。世間では批判も一部見受けられたが、個人的にはそれをも凌駕したのが井上和彦のボイスであった。

 男でも惚れる声というのはあるのである。是非、彼のファンの方はプレイしてみてはいかがだろうか。そんなに怖くはないはずだ。いや、ちょっと、たまに怖いかもしれない。

 ちなみに結構要求スペックが高いのか、私の貧弱PCではカクカクで大変だ。